鳩山前首相、普天間移設で「海兵隊抑止力」は「方便」 枝野氏は反論 2011.2.14 12:43
鳩山由紀夫前首相が沖縄の地元紙のインタビューに対し、昨年5月に米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の県外移設を断念した理由として在沖米海兵隊の抑止力の重要性を挙げたことについて「方便だった」と語った。鳩山氏は14日午前、記者団に「『方便じゃないか』と聞かれたから、『そうかもしれない』と答えた」と釈明。「後付けの理屈でそう解釈できるという発想で言った。トータルとしての米軍の存在が抑止力ということになると(今も)思っている」と述べた。
琉球新報など地元2紙が13日に報じた記事によると、鳩山氏は「(移設候補地の鹿児島県)徳之島も駄目で(沖縄県名護市)辺野古となったとき、理屈付けをしなければならなかった。抑止力は方便といわれれば方便だが、広い意味で使えると思った」と語った。
鳩山氏の発言について、枝野幸男官房長官は14日午前の記者会見で「司令部と陸上部隊、後方部隊を統合した組織を有し、幅広い任務に対応可能な機能は他には備わっていない。海兵隊は極めて重要だ」と反論し、海兵隊の意義を強調した。 (MSN産経)
鳩山氏は就任以来、約七カ月もこの問題の結論を先送りし、地元、国民、相手国まで巻き込んで迷走したあげくに、
「考えれば考えるほど在沖米海兵隊の抑止力の重要性に気が付いた」などと、総理大臣にあるまじき軽薄浅慮をさらして、ようやく日米合意に落ち着いた。
国内外に大恥をさらしてしまったというのに、今になってこの男は、それは「理屈付けをしなければならなかった」「方便といわれれば方便」と言ったとか。
もう言葉もない。こんな愚かな人間を一時でも国のトップにしてしていたとは、国の末代までの恥だ。日本はどうなってしまったのだろう。