(一部抜粋)
インターネットの百科事典「ウィキペディア」の内容を、衆議院のIPアドレス利用者が変更したことがわかった。マルチ商法と国会議員のつながりに関する記述が、衆議院関係者により消された可能性が出てきた。(テクニカルライター・三上洋)
「健全なネットワークビジネスを育てる議員連盟」の記述を丸ごと消去
業務停止命令を受けたマルチ商法業者から講演料などを受け取ったとして、前田雄吉衆院議員(比例代表東海ブロック)が民主党を離党した。
この問題に関連して、インターネット上の百科事典「ウィキペディア(Wikipedia)」の記述変更が問題になっている。ウィキペディアは誰でも記述・編集できる百科事典だが、10月10日に「健全なネットワークビジネスを育てる議員連盟」に関する記述がごっそり消された。この消去を行ったのは「210.136.96.22」というIPアドレスで、衆議院に割り当てられたIPアドレス(インターネット上の住所にあたるもの)である。
つまり衆議院議員関係者と思われる人物が、「健全なネットワークビジネスを育てる議員連盟」の記述を消したことになる。同じ10月10日には、衆議院のIPアドレスから一部国会議員のプロフィルも変更されており、「健全なネットワークビジネスを育てる議員連盟」に加入していることを消す変更もあった。 (詳細、続きあり)