私がSurface Duoを扱ってテンションが上がっている中、アメリカAmazonで
Surface Duoが叩き売られている上に日本への発送もやっているという
ニュースが来てもう1週間我慢していればこちらで安く入手できたのか、と
ちょっとだけ微妙な気持ちになりましたが、入手したこと自体に後悔はない
ので気を取り直してSurface Duoの話を続けます。
Surface Duoは2画面表示なので、当然ホーム画面も2画面分表示されます。
画面をスワイプすればホーム画面は隣の画面へスライドし、操作している
画面でアプリを起動したらその画面にアプリが表示されます。当然もう
片方はホーム画面のままなので、そちらで別のアプリを起動すれば、1台で
2種類のアプリを同時に表示・操作ができるわけです。そんなことは同じく
2画面スマートフォンだったM Z-01KやLG V60 ThinQ 5Gでも出来ますし、
Xperia 1だってGalaxy Z Foldだって2アプリを同時に起動するアプリが存在
するわけですが、Surface Duoが素晴らしいのはアプリのコントロールの
やりやすさにあります。ゲームアプリの中には横画面強制表示となるものが
多いですが、Surface Duoは縦画面持ちしていればアプリの表示は縦方向が
上下になるように表示されます。今どきのスマートフォンは画面の縦横比率が
18:9だったり21:9だったりするのでこんなことをするとアプリの表示が
小さくなりすぎて仕方ないのですが、Surface Duoは縦横比率がおよそ3:2。
解像度も高めなので十分実用に耐える表示になります。これのおかげで
ゲームをしながら読書やTwitter、DAZN見ながらTwitterといった行為が
非常にはかどるわけです。
そして最大のキモとなるのが、2画面を使った1アプリの全画面表示。
切り替え方が非常にスムーズで、アプリ起動中に画面外から内へとスワイプ
してアプリをフロート状態にしたら、2画面を跨ぐようにアプリをドラッグ
することで両方の画面にアプリが広がるアニメーションが発生し、そのまま
全画面表示に移行します。当然ゲームも大画面で遊べるわけですが、
何より私が歓喜したのは電子書籍リーダーの挙動。私はソニーのReaderを
愛用しているのですが、Readerを起動し、指で少し操作して全画面表示に
すると、1画面1ページ表示だったものが2画面2ページの見開きになるのです。
…当たり前じゃないか、ですって？ これが当たり前じゃないんですよ。
電子書籍リーダーが2画面表示をするのはスマートフォンを横持ちした状態に
なるのですが、前述のLG V60やGalaxy Z Foldは横持ちするとヒンジが水平
方向になる（ニンテンドーDSを想像してください）ので実質的に表示が
2つの画面を跨ぐ形になるのです。その点でM Z-01Kは2画面2ページの
見開き表示が可能なのですが、残念ながらM Z-01Kは2つの画面が両方外へ
向くように折れる方向のヒンジのため、電子書籍を読むときはタブレットを
持っているときと変わらないのです。しかしSurface Duoは違います。
2画面2ページの見開き表示が出来る上、画面のヒンジは360度曲がる
Yogaスタイルを採用しているので、夢にまで見た
文庫本を持つようにスマートフォンで電子書籍が読める
を実現できるのです。前述の通り画面の縦横比率は書籍の縦横比率に
近いため画面表示の無駄も少なく、大変快適に電子書籍が読めます。
もうこれだけで勝ったようなものです。最高です。これぞ私の望んで
いた端末でした。
…もちろん問題がないわけではありません。それについては次回書きたいと
思います。