young流PC工房

PC自作マニアにしてガジェットマニアの私が趣味で手を出したり出さなかったりした色んなガジェットの話を中心にしています。

ベンキューのHDR対応4Kモニタ、EW3270Uを購入してHDRを試した成果

2018-04-22 20:29:05 | デジタル・インターネット
デスクトップPCを新しくしたことで、対応が可能になったHDRに興味を持ちました。
HDR(High Dynamic Range)にすることで階調がより自然になるという認識で、
写真を多く取り扱っている身としては興味がありました。私が持っている
KWIN-4K32Bではサポートしていないのですが、ちょうどベンキューから32インチで
実売6万円というKWIN-4K32Bからの置き換えとしては最適な4Kモニタ、EW3270Uが
発売されるということが分かり、思わず手を出してしまいました。

家に持ち帰って早速置き換え。デスクトップPCとPlayStation4を接続して早速
動作確認を開始。EW3270UのHDRを有効にするためには右下に見えるHDRボタンを
押して機能の有効/無効を切り替えて行くのですが、ここで二つの問題を確認
しました。

①PlayStation4のHDR機能が有効にならない。
②デスクトップPCのHDRを有効に設定すると画面が極めて青くなる。そして暗い。

①については初期型のPlayStationVR経由だとHDRパススルー機能を持っていない
ため機能を有効に出来ないというもので、PSVRを外してPS4とEW3270Uを直接
接続することで無事HDRを有効にすることが出来ました。全体的に色が淡く
なった印象は受けますが、階調は綺麗に出ていてHDRの恩恵は受けているなと
いう感じです。

しかし問題は②。いくら何でも出方が極端過ぎはしませんかとわざわざ
DisplayPort1.4対応の最新ケーブルを取り寄せ、RADEONのドライバを最新に
更新、これで少しは改善しましたが、やはり画面が青くて暗い事実に変わりは
ありません。色々と調べた結果、HDRとしてはこれが自然であり、既存の表示が
明るさとかコントラストとかいじりまくった結果のものだという事実を理解。
RADEONのセッティングツールから色温度を落とし、明るさをプラス方向に補正
することでHDR有効状態で納得のいく画になりました。とはいえ、HDR対応という
金看板に今後意味が出てくるのかどうか。微妙なところかもしれませんね。

色々微妙なことを言いましたが、EW3270U自体はいい液晶です。HDRを無効に
しておけば今まで使ってきた液晶と同じ感覚ですし、入力ポートは全て4K対応。
それにPlayStation4との相性はなかなかのものです。HDRうんぬん関係無しに
結構お勧めできる4Kモニタだと思います。

完全ワイヤレスイヤホン、NuForceのBE Free8を買い、リズムゲームを試してみた話

2018-04-01 00:09:59 | デジタル・インターネット
正月の福袋で完全ワイヤレスイヤホンを入手したのでAndoroidタブレットと
ペアリングして使ってきたところ思っていた以上に実用的で、私の完全
ワイヤレスイヤホンに対する見方を大いに改めさせてくれました。
先日Mate 10 Proを購入したのですが、これにはイヤホンジャックがない
ため、外出先で音を聞くためにはUSB type-Cとイヤホンジャックの
変換ケーブルを使用するか、ワイヤレスイヤホンを使用するかになります。
そこで私は完全ワイヤレスイヤホンを新調する道を選びました。求める
ポイントは2点。

①apt-x対応であること
②遅延の極力小さいもの

①はMate 10 Proがサポートしているコーデックの中でも高音質であること。
②は完全ワイヤレスイヤホンの仕組み上遅延が出るのはやむを得ないと
しても、動画を見る際の違和感を最小限にしたいという思い。それを基準に
あれこれ調べてみた結果、NuForceのBE Free8の遅延が他製品に比べても
小さいという結論に至り、早速買ってきました。

BE Free8本体の形状は角の丸い直角三角形のような本体からイヤーピースが
突き出るような形で、イヤーピースの大きさも3種類用意されています。
充電ケースは手のひらでぎゅっと握れる程度の丸みを帯びた形をしており、
本体のバッテリ残量は底面のLEDで、イヤホンが充電端子に接続しているかの
確認は側面LEDで出来るようになっていて充電失敗をしないような配慮が
なされています。ペアリングさえ終わっていれば、充電ケースから取り出し
耳にはめ込めば自動的に再接続されて使用できるようになります。但し
音の出方に一癖あって、イヤホンのプライマリは左側、右側は左側とNFMI
(近距離磁界誘導)で繋がって左側に届いた音を右側に届けるという仕組みに
なっているのですが、このNFMIが有効な距離がどうも頭蓋骨1個分らしく、
左側のイヤホンを耳から外すと途端に右側のイヤホンから音が出なくなる
という自体がしばしば。そのため右側のイヤホンが本当に動いているのか
疑心暗鬼になることも。ただ音質は上々、遅延も確かに動画を見ている
限りでは余り感じないで済むレベルです。その点では私の選択は正解
でした。

…さて、遅延が小さいということで、どうしても試したくなってしまった
のが、リズムゲームを完全ワイヤレスイヤホンで遊べるかということ。
というわけで「アイドルマスターシンデレラガールズ スターライト
ステージ(以下デレステ)」をインストールして試してみました。
BE Free8を接続した状態でシステムセッティングを使用しリズムアイコン
とタッチタイミングの同期を取った上でプレーを実施。さてどうなった
かと言えば、結論として

「リズムアイコンをタッチした音を出力させないようにするなら
 ギリギリ遊べる」

というものでした。タッチタイミングの同期は調整範囲ギリギリを使って
なお少し合わないのですが、それでもゲームとして遊べる許容範囲かと
思います。ただリズムアイコンをタッチした際に同時に発するはずの音は
どうしても遅延を避けられず、その時点で通常のゲームとは感覚が
大きくずれてしまうのです。それを許容して遊ぶのはかなりの覚悟が
いりますが、タッチ音を消してしまえばそこまでは厳しくなくなります。
どちらにしても「我慢と割り切りが必要」とはなりますが、本当にこの
エクストリームな遊び方をするための機材の一つとして計算は出来そう
です。