young流PC工房

PC自作マニアにしてガジェットマニアの私が趣味で手を出したり出さなかったりした色んなガジェットの話を中心にしています。

au版XPERIA Z4の白ロム価格にau MVNOの限界を見た気がした

2016-02-20 19:55:55 | デジタル・インターネット
au回線のMVNOであるmineoに切り替えてから1年4ヶ月が経過しました。端末は一貫して
中古屋で購入した白ロムのXPERIA Z Ultraを使用しているのですが、つい最近中古屋に
足を運んだ際、あることに気がつきました。2015年5月発売のXPERIA Z4の白ロム価格が
Z Ultraとほとんど変わらなくなっていたのです。この1年4ヶ月の間、Z Ultraの価格は
ほぼ横ばいで推移しており、Z4が大きく落ちてきていていることは間違いありません。
しかもdocomo版のZ4はau版と比較して1万円以上高いことを考えると、やはり明確な
原因があるはずです。

こうなっている理由には心当たりがあります。「au VoLTE」の存在です。VoLTEとは
音声通話にLTE回線を使用することで音質を劇的に向上する技術ですが、auはVoLTE
対応端末にはVoLTE対応SIMを挿さないと動作しないようにしてしまいました。
それ自体は(SIMの発行替えの手間が加わるとはいえ)特に問題は無いのですが、
auはMVNOに対してVoLTE対応のSIMを提供する際に、auが販売しているVoLTE端末は
SIMロックを解除しない限りau MVNOのVoLTE SIMでは動作しないように差別化を
図ったのです。

au MVNOを使用している人間にとっては、先の楽しみがなくなってしまう話です。
特にSIMフリー端末ではauの通信規格を正式サポートしているものはごく少数であり
端末を選ぶ楽しみが消えてしまうというのは致命的です。docomo MVNOは同じSIMで
VoLTEが使え、端末側にも制約はありません。これから新規にMVNOを使おうという
人にとってはauを避ける理由はあっても選ぶ理由がなくなり、現在au MVNOを
使用している私のような人にとってはこれ以上au MVNOを使い続けても行き詰まって
しまうことが容易に想像出来てしまいます。docomo MVNOに切り替えないとダメかな、
そう思ってしまった私でした。

【2016年2月20日20時40分追記】
auのiPhoneのうち、6以降はVoLTE対応ですが、SIMはVoLTE対応SIMではなく通常の
SIMを使います。VoLTEも問題なく使えます。というわけでiPhoneユーザーにとっては
何の関係もない話かもしれません。

HDD2台式NAS、DS215jを導入しました

2016-02-06 22:48:09 | デジタル・インターネット
NASというものが一般に普及するきっかけとなったのは、玄人志向が発売した「玄箱」という
NASを自作するためのケースキットです。それから時代が進み、NASの多機能化が進んでからは
PC周辺機器メーカーがこういったケースキットを出すことはなくなり、代わりにNAS専業と
言っていいメーカーの製品が中心となりました。かくいう私はかつて玄箱を3台所有し、その後
コレガのNASキットとセンチュリーのNASキットに切り替えていましたが、「NASを1台に集約
したい」「データ保護のためにNASのミラーリング運用をしたい」という個人的要求があり、
その結果思い切ってNASを新調することにしました。新しく買ってきたNASは、Synology製の
DS215j
。HDD2台式で個人向けの廉価タイプです。合わせてHDDは現在入手可能な中で最大容量
となる8TBを2台調達。準備は万全です。

それでは実際に導入します。DS215jの中に入っている説明書はなんと紙切れ一枚であり、
いきなり不安に駆られますが、いざやってみると意外に導入は楽です。まずDS215jのケースを
開け、HDD2台をセットしねじ止め。ケースを戻したらLANと電源を接続し電源オン。次にPCで
ブラウザを立ち上げ、説明書に記載されているURLを入力します。するとネットワーク上にある
NASを検知してブラウザ上に表示されるので、それをクリックすると最初のセットアップが
始まります。オンラインでNAS用のプログラムをダウンロードしインストール、初期設定まで
自動で行われ、後は管理とリモートアクセスのためのアカウントやパスワード設定を行えば
これで使用可能なところまで行けます。いざ使用してみるとさすが最新型、ネットワーク越しの
転送速度は過去に使ってきたNASに比べて明らかに早くなっています。過去に使ってきたNASは
初期設定で結構手こずることが多かったことを考えると、技術の進歩は凄いな、と素直に感心。
これからしっかりNASを運用していこうと思います。

今度こそVAIO Phoneと呼べるVAIO Phone Biz

2016-02-04 22:25:43 | デジタル・インターネット
1年前、何の変哲も無いミドルクラスのandroidスマートフォンに「VAIO Phone」と名付けて
5万円で売り出し私を含めたVAIOフリークを激怒させた事件は未だにVAIO史上最大の汚点と
呼べる愚行でした。あれから1年、今度こそきちんとVAIOが開発に関わったVAIO Phoneが
発表されました。Windows 10 Mobile搭載のスマートフォン、「VAIO Phone Biz」です。
質感の高さ、これまでに日本国内で発売されたどのWindows Phoneよりも高いマシンスペック、
最新機能であるContinuumのサポートなど、これこそVAIOフリークが思い描いていた
「VAIO」を冠するスマートフォンの姿です。madosmaで足りている現状新しく購入するには
ちょっと勇気がいりますが、非常に心を揺さぶられるところです。