young流PC工房

PC自作マニアにしてガジェットマニアの私が趣味で手を出したり出さなかったりした色んなガジェットの話を中心にしています。

BRIX ProはUP2414Qとの相性が悪い?

2014-03-19 00:15:32 | デジタル・インターネット

本当はもっと早くアップするつもりだったのですが、週末体調不良と花粉症が重なってどうにも
なりませんでした。なので今日のアップになります。

先週、ギガバイトの超小型ベアボーン、BRIX Proを買いました。先日の4TB HDD故障に色んな
意味でダメージを被り、今後のこともいろいろと考えた結果、思い切ってシステムの小型化と
RAID1の導入を行おうと決意。思い立った瞬間に必要なセットを一式取りそろえさっさと
システムの再構築を実施してしまいました。まず本体をminiITXのベアボーン、SZ77R5から
発売されたばかりのBRIX Proにスイッチ。このBRIX ProはIntelのNUC等の超小型ベアボーンの
中でも最高のCPUと最高の内蔵GPUを持つハイエンドタイプで、さらに2.5インチのストレージを
内蔵でき、外部I/Fも豊富に持つ、まさにハイエンドと呼ぶにふさわしい内容。私はこの中に
128GBのmSATA-SSDと手持ちで余っていた2.5インチの1TB HDDを投入、メモリは8GBを
2枚入れて内蔵部分は完成。早速OSのインストールに取りかかったのですが、何故か
Windows8.1をインストールしようとするとどうしても途中で失敗してしまうため、やむなく
余っていたWindows8をインストールしてみたらあっさり完了。そこから長い時間をかけて
Windows8.1へのオンラインアップデートを実施すると、次は同時に買ってきたUSB3.0接続の
RAID1対応HDDボックスに先日の4TB HDD故障時に買ってきたHGSTのHDDと、修理に出して
新品交換となったWD Redの2台を放り込み、RAID1設定にすることで4TBのストレージが完成。
これで片方のHDDが故障したとしてもデータを失うことはなくなりました。SZ77R5もキューブ
ベアボーンとしては小型の部類なのですが、BRIX ProにHDDボックスの組み合わせにする
ことで容積が劇的に減りました。それでいて性能自体はCore i7 3770Sを積んでいたSZ77R5と
相違ないのですから、本当にすごい時代になったものです。

…前置きが長くなりました。ここからが本題なのですが、BRIX Proは仕様として60Hzの4k出力を
サポートしているはずなのですが、実際に接続してみたらどうも表示がおかしい。画面が
左右2分割され、かつその左右が入れ替わって表示されてしまうのです。調べてみると、
BRIX Pro側が1本のminiDisplayPortケーブルで接続しているUP2414Qを、1920×2160の
液晶2枚として認識しているようなのです。RADEON HD7750で接続していたときには出なかった
症状です。試しにUP2414QのDisplayPort1.2を無効(=30Hzの4k出力のみ受け付ける)に
設定すると、きちんと1枚の液晶として認識し4k出力が出来ていることを確認。最新ドライバの
ダウンロードなどやれる限りの手を尽くしてみたもののどうしても改善できず、仕方がないので
UP2414Qのメーカーであるデルのスタッフに問い合わせたところ、液晶側が60Hzの信号を
受け付ける状態のところに30Hzの信号が入ってくると発生する現象との回答をいただき
ました。

実際、UP2414Qで60Hzの4k出力を受け付けているのは実機確認済なので、おそらく液晶側は
正常、映像出力側に問題があるというデル側の主張は正しいものと思います。残念ながら
インテルのグラフィックドライバユーティリティには出力周波数の指定などの項目がなく、
「カスタム解像度」なる詳細設定を試してみるもこれも失敗。らちがあかないためBRIX Proの
販売代理店側に今回の事象の問い合わせをサポートフォームから行ってみました。
まだ回答は返ってきてませんが、果たしてどうなることやら…

なお、現在はDisplayPort1.2を無効に設定して運用しています。