mineoの「通信の最適化」という名前の通信加工について思うところ

mineoがユーザーに無断で行っていた「通信の最適化」という名前の通信加工が
明るみになったことで、mineoは非難を浴び続けています。かく言う私も1ユーザー
としてmineoのコミュニティサイト、マイネ王に「即時全面撤回以外やるべき
事はない」と書き込みましたが、以後は特に発言せず成り行きを注視していました。
で、5月7日のお詫び文1回目に続いて5月17日にお詫び文2回目が出て、ようやく
mineoがどう対応していくかが明確になりました。なのでここで1ユーザーとして
今回の問題について思うところを書いていきたいと思います。

まず誤解のないように言っておきますが、私は通信加工することそのものには
大して反対はしていないです。法律的にどうよという面はありますが、加工する
ことで本当にユーザーにメリットがあるのであれば、別にやっても文句は言わない
というスタンスでした。但しそれは「きちんと告知をした上でやった場合」です。
今回この行為が無断で行われたというのは、まさに「味方を背中から撃つ」行為に
他なりません。これをやられてしまうと、これまでに宣伝してきた内容の全ての
信用を疑わなくてはならないからです。意地悪く言えば「このお詫び文の内容
自身が信用に値するか？」から始まるレベルです。

で、このお詫び文の出し方も悪い。1回目はマイネ王でのブログ記事扱いで、
コミュニティサイトに目を通さないユーザーには全く届きません。そして今回の
2回目はmineoのホームページ本体にようやく掲載されたのですが、その場所も
ページの一番下にあるお知らせの中に他のお知らせと同レベルでタイトルが
表示されているのみで、読ませる気がないのではないかと勘ぐりたくなって
しまいます。しかもよくよく内容を見ると進展した内容が
①9月末目標で最適化の適用／非適用を選択する仕組みを用意する
②プレミアムコースは9月末で非適用にする
の2点だけ。さらに②に至ってはお詫び文の中に記載がなくFAQを見に行かないと
分からないという有様。そもそも追加料金取って通信速度を確保するための
プレミアムコースでも無断で通信加工やった上これだけ言われてもなお
即時非適用にしないという点で問題ありありなんですが。

ともあれ、mineoの今後の方針は明確に示されました。あとは言ったことが
履行されるかどうかにかかっています。今のところ私はmineoとの3回線分の
契約を切る気はありませんが、この9月末が分水嶺になるのは間違いありません。