今夜も柏で歌った。

すぐ横で人気の女が唄っている。

20人ぐらいの人だかりがついている。

いつもはメインの一番人通りの多い場所でやっている。

甲高い声が聞こえる、拍手が聞こえる、ムカつく。

ムカついて仕方ないから、俺はずうっと歌い続けた。

2時間歌い続けた。

5人の外人がしっかり聞いてくれたから、CDを4枚あげた。

俺は基本目を閉じて歌うから、ギャラリーなんてわからない。

いつのまにか、目の前に70円？置いてあった。

70円、置いた人の顔が見たかったな。

「やっぱり私は嫌われる」を読んだ。

俺の言いたいこと、知りたいこと、すべてこの一冊に入っている。

これこそ教科書と呼べるものだ。

ここまで本音で、実名で国民がロクデナシだと言い切るビートたけしは日本で唯一の伝道師だ。

日本人なら全員この本を読んでほしい。

特に政治家、会社の経営者、教師、本気で読んで自分の馬鹿さ加減を知ってほしい。

超お勧めの本だ。

本の一節

’今のロックバンドでも、何をトチ狂ったか自然保護を訴えたりして、みっともないったらありゃしない、

ロックはそんなことを訴えるんじゃなくて、もっと、原発をとか、東京湾に原爆を落とせとなら、パンクでなかなかいいと思うよ。

でも、頭はモヒカンでとんでもない恰好しているくせに、動物愛護とか、原発はやめようなんてコンサートを開いてどうするんだよ。

どうしてそんな弱腰になっちゃったんだろう。

赤尾敏さんなんかの方がよっぽどカリスマだよね。

「ソビエトぶっつぶせ」とか言って、絶対にだきょうしなかったもの。’