「みぞれ」を読んだ。

ブックオフで買った本だ。

この本の中に振り込み受領書が挟んであった。

しおりにちょうど良い大きさだ。

受領書には女性の名前が表記されている。

お支払金額3672円・・・。

ちょっとあたたかい気持ちになった。



この本の内容、切ない短編小説だ。

人間模様、誰も悪くないけど、誰かが悪者になってしまう。

恋人、親子、親戚、会社の同僚・・人間関係って、気持ちひとつで、親密になることも、絶縁してしまうこともあるんだ。

結果的には別に最初から、人付き合いなんて必要なかったと思ってしまえば、すべてにケリがつくものだ。

たまには歌おうかな。

音楽って、離れると忘れてしまうけど、思い出して音を出すと、楽しいって思うんだ。

音楽やっていてよかったって、思うんだよ。

分担

俺は解消なしだから、夫婦共働きだ。

俺のような男は、家事もできるだけやらないと、罰が当たる。

いくら、女性が賃金安かろうが、同じ時間労働しているなら、

家事も折半にするのが平等というものだ。

男は家でふんぞり返っている、仕事帰りに呑んで帰る。

休日はパチンコに行くなんて男は、屑と呼ぶんだ。

屑男はこの世に要らない。

弁当も作るよ。

飲み会拒否

忘年会シーズンだ。

俺は3年前から膵臓炎で酒を飲んではいけない体になった。

しかし、本音、俺は酒が大好きだ。

他人が飲んでいるのを見ながら、過ごす時間は耐え難くストレスだ。

しかし、会社は俺に忘年会出席するように言う。

俺の体のことは百も承知だが、出席するように言う。

去年、一昨年は1度だけ、出席した。

今年は3回、このままではどんどん酒の場に行くことになってしまう。

いやだけど、仕方なく、言った。

「俺は酒を飲めないので、よほどのことがない限り出席したくない、理解してください」

と・・理解できないなら辞めるつもりだ。

上野発最終列車

<ここどこ　あんただれ　あっちいってよ　

雨の　御徒町　この店高そう　あんた知ってるの　大丈夫　

バイバイ　イエス　バイバイ　イエス

お酒が弱くて　いつもフラフラ　タクシーやのおじさんや

吐きたくないけど　ごめんなさい　

なぜ　毎日　飲んで　愚だ巻いて　嫌われても

懲りない　気にしない　うえー

どこがいいって　そんなの　こっちが　聞きたい　ウーアー

誰だって　酔えば忘れる笑えるかもしれないよ

上野なら不忍池　なぜかそう思うだけ

楽しいか　出会いはあるか　外人オカマ ホームレス

常磐線　終電まだまだ　まだ飲める　もっと飲める

お客も少ないしっていつもか　ウーアー　　　　　　　　　　　　　

酔えばいらない言葉が出る　次々と許して

ああもう終電近い　ここから10分

さっさと帰りなと　手をひらひらさせて（あと9分）

重い　重い　いつも背負ってるギブソンレスポール

今夜はこれ邪魔　捨ててしまおう　もういらない


誰が目当てって　そんなの　いるわけ　ないだろ　ウーアー

巣城の知れない　やつばかり　なぜか集まる街

アメ横　もう閉まってる　おみやげ買えない

あんた所帯持ち　かみさん怖いのか　帰りたくないのか

常磐線　終電近い　　もう帰る　　だめ帰る

お客もみんな帰ったよ　引き留めるな　ウーアー　

あした　明日は来ないよ　　怒られる怖い怖い

ああもう終電近い　ここから3分

あわてると　酔いもさめてしまう　（あと2分）

重い　重い　今の生活　きついきつい今の仕事

もういい　やめた　みんなやめた　飲みなおそう

予想外

今朝も気温4度だったので、厚着してシェリーと散歩に出た。

2時間3ｋｍほどの散歩だけど、今日は晴天で、歩いていると暑くなって、マフラー、手袋を脱いで、

ダウンジャケットのポケットに入れる。

そのうち、さらに暑くなって、ジャケットのチャックを開ける。

今日も予想外だった。

国分川は鴨の家族が日向ぼっこしているし、アオサギ、シラサギが活発に飛び回っている。

日曜日だからか、この時間に散歩する人は少ない。

まあ、散歩って、犬飼っている人か、老人だけだよな。

CDアルバム買った。

年に数回、youtubeなんかで、素晴らしい音楽を見つけると、調べてCDを買うんだ。

今回買ったのは、「Sweet Breeze」

今は亡きジョ－山中の娘さんの歌や、洋楽に精通している女性ボーカルのオムニバスだ。

全曲カバーなんだけど、甘いそよ風のような音楽で癒される。

夕食を作っているときに大音量で聞くと、幸せを感じる。

一時一瞬でもいいから。

すべての人が思うことだけど、always 思っている。

宝くじ一等が当たる、100万人が俺の歌を聴く。

成り上がりたい、それが一瞬でも、光り輝く時を味わいたい。

このまま継続で一生を終るなんて耐えられない。

どんなに頑張ったって、努力したってどうなるものでもないよ。

運が向いた者が勝つんだ。

「キャバレー」を読んだ。

映画化されているけど、俺はまだ観てないんだ。

本を読んだ後に見るとキャストと自分の創造とのギャップが面白いし、合致したらもっと面白い。

とにかく、小説は一気読みできたほどに面白かった。

レフトアローン聞いてみたり、「ああ、この曲、野獣死すべしのテーマソングに似ている」なんて思ったり、ビリーホリデイを調べたり、

その本物のジャズを極めるには破滅の道を垣間見ることのように思えてしまう。


とてもクールで共感できた。

滝川、男だね。

「ふたたび」を読んだ。

主人公の大翔、電車に乗れなくなって引きこもるんだけど、俺にはその気持ちがわかる。

俺も満員電車に乗ると、苦しくパニックになる時がある。

閉所恐怖症だと思うが、今まではなんとか我慢してきた。

おじいさんの健三郎との出会いは幸運だった。

真実が開かされるときには自分の道が開ける時だ。

百合子おばあさん、切なすぎる、人ってどこでどう変わるかわからない、人生って、不公平にできているんだよ。

運が良いやつを羨ましく思うのは当然の気持ちだ、しかし、運の良い人も含めて、自分の人生に不満を持つのはすべての人が思うこと。

人って自分より不幸に人には目をそらす汚いものなんだ。