20時柏に着く。
4組のミュージシャンがいる。
それぞれに5人ほどのお客が付いている。
俺は離れた場所で歌いだした。
1時間後、俺の後方で女の子が歌い始める。
俺よりも通る声で声量もある。
たちまち、5人ほどのお客がついた。
俺は歌い続けるも、一人も立ち止まる人はいなかった。
まるで俺は透明人間のようだ。
俺の存在さえも、気付かないように、俺の前を通る人が、
俺の後方のミュージシャンを見て「うまいなあ」と、
つぶやいている。
dreamarとsyachiを交互に歌う…が、だれも見向きもしない。
時計は22時になろうとしている。
俺はいつのまにか、歌うのをやめて、
疲労感と、挫折感、敗北感で、ギターを持ったまま立ちつくしていた。
涙が出た、ギターをケースに入れながら、鼻水をすすっている自分があわれだ。
他のミュージシャンたちはそれぞれに和気あいあいと、お客と盛り上がっている。
そんな様子を横目に柏駅の改札口をはいる。
そのとき、吐き気がして、トイレに駆け込む。
ギターがトイレの中で壁び当たってゴーンゴーンと響いている。
何故だろう?げーげーと吐く、俺は何をやっているんだろうか?
精神が壊れてゆくようだ。
電車に乗って座ると、放心状態で、気付くと、北千住に来ていた。
松戸に戻り、自転車置き場で写真を撮ろうと思った。
誰もいない自転車置き場、俺が写らないんじゃないだろうかと、
不安に思い、自分を写した。
・・・・俺は映っていた、生きていたんだ。
4組のミュージシャンがいる。
それぞれに5人ほどのお客が付いている。
俺は離れた場所で歌いだした。
1時間後、俺の後方で女の子が歌い始める。
俺よりも通る声で声量もある。
たちまち、5人ほどのお客がついた。
俺は歌い続けるも、一人も立ち止まる人はいなかった。
まるで俺は透明人間のようだ。
俺の存在さえも、気付かないように、俺の前を通る人が、
俺の後方のミュージシャンを見て「うまいなあ」と、
つぶやいている。
dreamarとsyachiを交互に歌う…が、だれも見向きもしない。
時計は22時になろうとしている。
俺はいつのまにか、歌うのをやめて、
疲労感と、挫折感、敗北感で、ギターを持ったまま立ちつくしていた。
涙が出た、ギターをケースに入れながら、鼻水をすすっている自分があわれだ。
他のミュージシャンたちはそれぞれに和気あいあいと、お客と盛り上がっている。
そんな様子を横目に柏駅の改札口をはいる。
そのとき、吐き気がして、トイレに駆け込む。
ギターがトイレの中で壁び当たってゴーンゴーンと響いている。
何故だろう?げーげーと吐く、俺は何をやっているんだろうか?
精神が壊れてゆくようだ。
電車に乗って座ると、放心状態で、気付くと、北千住に来ていた。
松戸に戻り、自転車置き場で写真を撮ろうと思った。
誰もいない自転車置き場、俺が写らないんじゃないだろうかと、
不安に思い、自分を写した。
・・・・俺は映っていた、生きていたんだ。