上野発最終列車

上野発最終列車

大晦日。

インフルエンザが流行っている。

うちの家族も寝込んでいる患者が一名。


晴天、無風。

1年以上あっていない、埼玉県松伏町に住む友人に会いに行った。

バイクはちょっとした配慮が欠けてしまうと、大きな負担になる。

グローブの二枚重ねを怠ったため、指先が凍って痛い。


コンビニを見かけるたびに休憩して、手を温めた。

信号待ちで、エンジンに手を添えて暖を取った。

富士山が綺麗に見える。

俺の旧家は丘の上に建っている。

もう築55年で崩れそうだが、こんな見晴らしの良い場所は松戸市内唯一といっても良いと思う。

夕方には夕焼けと、日の入りが見える。

こんな場所にカフェがあったなら、ロマンチストな人は常連になるだろうな。

蓮沼海岸に行った。

最高気温15度？

精一杯厚着して、ホッカイロ貼って、片道100ｋｍを走った。

風が強いから、海に着いてもすぐに帰りたくなった。

道の駅、コンビニでこまめに休憩した。

体が芯から冷えるって、こういうことだなって、思い出した。

ああ、そういえば、今日はクリスマスイブなんだ。

人もそう多くないし、海も人気はなかった。

道も空いていた。

墓参り

来年、4月ごろから、ツーリングに出かけようと思う。

しかし、問題はこの冬だ、全く一体全体、寒い。


人は失敗しながら学習する。

何度失敗しても、懲りず同じ失敗を繰り返す人は多い。


俺もそういう時は自分で思い切り自分の頭を殴る。


走りながら、襟首から寒くなるとか、袖から寒くなるとか、冷風で涙が止まらなくなるとか、

シールドが曇るとか・・・支障はひとつづつ解決してゆくんだ。

・・・で、写真のように不審者ルックスになってしまった。


・・まあ、それでも最近は少しずつ、運転に余裕ができてきたように思える。

「世界の果て」再読した。

夢の中？死の手前？

俺は暗い内容の物語が好きだ。

俺は自虐的な病的な物語が好きだ。

中村文則は「明るさは時に人を疎外する」

俺は「明るさはなじめない人を疎外する」

俺は明るさや、賑わいにはなじめないし、その場が嫌いだ。

東池袋サンシャイン辺り。

急に寒くなったね。

師走だから当然だけど、毎年毎年、寒さには虚弱な俺は、口を開けば寒い寒いとつぶやいてしまう。

情けない冬の自分が一番嫌いだ。

おなかすいていて、金がなくて、寒かったなら、自殺することしか考えられないのが俺の性格だ、最低男だ。


クリスマスのネオン、飾りつけだらけの街は快く受け入れられない、悲観するばかりだ。

寒いねえ。

バイクって、運転初めの時はそう感じなくても、じわじわと寒さが体内に浸透してくるんだ。

手の先、足先、顔あたりからね。

そうすると、腰痛、肩の凝りそして、ニーグリップに力が入らなくなってきて、足を吊るんだ。

乗り始めは暑くて仕方ないぐらいでちょうど良いんだ。

冬はフルフェイスでモコモコに厚着するのは仕方ないな。

カフェレーサーのように恰好良いスリムなスタイルは自殺行為だ。

ここは茨城県石岡あたり。

週に一度。

バイクは寒いから、乗りたくないけど、週に30分程度はエンジンを動かしたほうが良いと言われた。

だから、週に一度、30ｋｍ先の墓参りに行っている。

エンストしたり、ヨタヨタしたり、信号でニュートラルに入らなくてもたもたしたり、

初心者は見苦しいだろうな。

冬の海

今季は暖冬のようだ。

歌に色や、香りがあるように、風景にも音楽がある。

それは人それぞれ違うメロディだろうな。