SHOUTS TO THE SOUL !!   岡崎 陽

根っからのネガティブ人間。
無能、ノミの心臓が語るブログ。

6月15日オーディション会場駒沢大学近くへ行く。

2007年09月08日 01時02分35秒 | Weblog
おやじ男がギターを背負って、電車に乗っている。私だよ!
若者は「おじさんいい年してギター持ってどこ行くの?」って眼で見ているように感じる。
20年ぶりに人前で演じる緊張感というよりも、恐怖感で指先が震えている。
駒沢大学前に就いた時間は、オーディションの30分前であった。
スタジオのロビーでギターをケースから出して、チューニングを行う。
受付の人、他の客が横目で見ている。
まあ、この道30年以上遊びながらでもやってきたから、そんな目にはひるまない。
少し、声も出して鼻歌交じりに小声で歌っていると、「オーディション参加の方」と、言う女の声がした。20代の小柄な女性だ。「はい」と、返事をすると、「えーと・・おかざきさん?ですか?」と、聞き返す。「はい」と言うと、「お入りください」と、スタジオへ案内された。
スタジオ内には背の高い、30歳ぐらいのモデルさんみたいな男が座っていた。
「はい、どうぞ、気楽に歌ってください」と一言言うと、押し黙って私を見ている。
目を閉じて、必死に歌った。声も出た、ギターは少しミスピックしたが、なんとか自分の力を90パーセントは出せたと思った。
「はい、御苦労さま、オーディションの合格者には明日メールにてお知らせしますが、不合格の方は、一切無回答です。それでは・・」と、言われスタジオを出ると、突然胃が痛くなり、へたり込んでしまった。
プロの前で歌うことは、すごいプレッシャーだと、驚かされた。
後日、何の連絡もなく不合格と、わかる。