SHOUTS TO THE SOUL !!   岡崎 陽

根っからのネガティブ人間。
無能、ノミの心臓が語るブログ。

Summer Breeze - Seals & Croft #1 Hit(1972) HD

2013年02月02日 21時00分20秒 | Weblog
俺が15歳のころ、アメリカでヒットしていた曲だ。

あのころは日曜日にポップスベストテンというラジオ番組を聴いていたんだ。

日本ではサイモンとガーファンクルが流行っていたけど、この歌が好きだった。

Summer Breeze - Seals & Croft #1 Hit(1972) HD

生ぬるい外気

2013年02月02日 20時25分52秒 | Weblog
朝、散歩に外に出ると、なんだか生ぬるい南風が吹いていた。

いつものようにダウンジャケットを2枚重ねして、マフラー、毛糸の帽子、長靴履いていたけど、

ほんの100m歩いただけで汗が出てきた。

1年でもっとも極寒の時期にこの気温は異常だ。

人は理屈で科学的根拠でことを片づけるが、もっと根の深い奇妙なことが関連している・・・。

と、思った方が楽しい。


短編小説7

2013年02月02日 16時16分44秒 | Weblog
この菓子誰に貰った?

隣のおばさん・・・・

俺が食わしてないっていうのか!

いきなり殴られた。

鼻血が出て、目から涙が出た。

うう・・・と僕はうなる。

泣いてんじゃねえと、また殴られた。

僕は倒れて、襖にあたる、当然のように襖は破れる。

この野郎!襖壊しやがってと、倒れた僕の腹を蹴る。

僕は激痛に吐く。

食べ物も昨夜からもらっていないから、胃液しか出てこない。

お父さんは僕を憎んでいる・・・・。

その感情だけは理解できた。

お父さんは酒を飲みながら、倒れて悶絶している僕を黙って見ている。

お父さんおしっこしたいと、震える声で言った。

本当は小便などしたくなかったが、この場から逃れたかった。

汚ねえガキだ、早く行け!!と、怒鳴りテレビに目を向けた。

僕はよろよろと立ちあがり、トイレと反対方向の台所に向かう。

お母さんは先月買い物に行ったきり、帰ってきていない。

殺風景の台所。

僕は包丁を手に取り、お尻の方に手を向け、前から見えないように隠した。

居間では酒を飲みながら、テレビを見て大声で笑うお父さんが背を向けている。

僕は後ろから近づく。

お父さん・・あのね・・・。

お父さんは僕を無視してテレビを見ている。

お父さん・・・あのね・・。

・・・うるせえんだよ!!と、僕は怒鳴り、お父さんのうなじに包丁を突き刺した。

ざくっと、筋のような感触で少し硬い感触でそれでも、包丁の先端は刺さっていた。

お父さんはがっくりと前のめりにテーブルに伏せたように倒れて動かなくなった。

僕は恐怖で全身が震えているけど、なぜか心が安堵した。

お父さんが動物から、静物に変化したことを確認した。

僕はゆっくりと歩き、テレビのチャンネルをアニメ番組に替えた。

冷蔵庫から、ジュースを出して、瓶に直接口をつけて飲んだ。

もう、僕を怒る人はいない。

僕は安堵した。