鑿の柄付け職人の日常 !!

手道具存続の為に頑張ります。

研磨作業

2019-05-31 06:35:29 | 大工道具
三木の鑿はすり合わせが多いです。

大事なのは待ちと口金の隙間埋めのカシメ作業です。






時には槌目が深くもなります。





これは貿易物で1分5厘・2分5厘・3分5厘までありました。


この状態から研磨作業に入ります。






時には肉の無い物もあります。

研磨だけで取れない物です。






続いてベルトペーパー研磨目を撮るのですがありすぎると焼けます。





左右対称に流れる様に。

首に段差が出来ないように仕上げます。

見た目も変わって来ます。

より美しい方が道具としてもいいですし。








観葉植物 2

2019-05-30 13:29:25 | 日記
朝、傷口を洗い見ますと2ヶ所切れてました。

血も出るはずです。




横層の段差とタイルの角にぶつけたようです。





他の者にも注意を呼び掛けなければ、、、。




観葉植物をふと見ると小さい葉っぱが出ているやないですか。





もしや?と思い、よく見ると?違う葉っぱの下に。





かわいいのを発見。






その付根からも新芽が出てきそうです。

西日に当たっていたので一枚の葉っぱが落ちて無くなりました。

なので置く場所を変えてました。


植物はたくましいですね~。

西日は大敵ですが。



でも光合成の為にも日光は必要です。

自然の力は偉大だ。

昨日ぶつけた頭も・・・。


寝不足

2019-05-29 23:51:34 | 日記
生活習慣って大切ですね~。

いきなりやってもしわよせが・・・。


お風呂でコックリコックリ。


いきなりゴツン!ってやっちゃいました。

タイルの角に顔面から。






額はビックリするほど血が出ますね~。

ようやく水で冷やして。





力が抜けてるから重力まともです。





こうして写真を撮ってみると剛毛だった頭も少し隙間も・・・。






寝不足ご用心です。




旋盤作業

2019-05-29 06:02:07 | 大工道具
今は木工旋盤で木を削りますが、昔は轆轤でした。

なので上手下手がもろに出ました。


木工旋盤等の機械化は新潟県の方が進んでました。

鉋台もそのようでした。色々組み合わせて作る機械屋さんがおられたようです。 

三木はと言うと個人経営の鉄工所が多くあり、機械部品の工夫が出来ました。



木材加工で芯を出すってのは轆轤も旋盤も同じです。



鑿柄加工で、口金を切る作業があります。

普段は木を丸めて口金加工ですが、逆もあります。



塗装されてる物に口金加工をする。






これは難しいです。普通はこうなります。







なかなか芯は出ません。

まして口金のテーパーの角度も合わせて切らなければなりません。


芯が出せるとこうなります。





ほんとにこれはぎりぎりで面無し口金の厚みもありません。





なので面取り口金で調整します。





失敗無しで1100%成功しました。

仕込みも割れませんでした。



完成品はこんな感じになります。





まったく違和感無く綺麗です。


なんか、ボールペン加工と似ていると思いませんか?

技術を向上させて量産化につなげたいものです。



木製ボールペン

2019-05-28 06:14:00 | 大工道具
昨年から木製自作ボールペンのイベントを始めました。

案外組み立てが大変なんです。

芯先の出が悪かったり、へっこまなく常に出ている等々の微調整が。





昨年は手探り。今年の2日目からは失敗無しです。

いや、最後に弟がやっちゃいました。芯が収まらない。



これは昨年の鍛冶でっせ!初日に作った物です。





自信が出来たので、今年の金物祭りに限定数並べます。

手に取って握りやすさ・木肌触りを体験して下さい。

言い切る事で自分にプレッシャーをかけます。



今朝の早朝から10時までに半製品を作成しました。型があっていたので・・・。







精度を出せる様にもなりました。

材は黒檀・イス・本赤・桜です。





木目を引き出して目を通す予定です。もっと良くなるはず。



これからの作業の方が大変だと思いますが。


器具が高い為、ノック式でなく回転式なので精度が左右します。



毎日、細かい仕事をしてますので苦にはなりません。

専門業者さん並みに作れるでしょうか?いや、超えたい。

本業の刺激にもなります。



休日を利用して夏頃には何とか物にしたいものです。