鑿の柄付け職人の日常 !!

手道具存続の為に頑張ります。

二代目源治郎

2017-07-22 06:48:28 | 大工道具
卸さんから非常に珍しい鑿が来ました。

源治郎の新品の追入れ鑿。8分と1寸です。


こんな古い物がまだ残ってるんですね~?







でも、今まで見た物とはちょっと?

刻印は同じだけどマチ等にヤスリ目が無いのと中尾に付け根にボール盤跡が・・・。



早速、錦清水さん所へ持って行き見て頂きました。

「これは甥の鑿や!」宮脇源治郎さんの息子さんの作品のようでした。

30年位されていたようですね。


鑿は「中尾が一番大事!」と言われて続けてこられた初代源治郎さん。




息子さんの中尾の形です。非常に似ています。








1本割れました。ここまで口金が緩むと普通抜けるのですが、なかなか抜けませんでした。







先より付け根の方が太いのでしっかり締まりました。








初代源治郎の鑿には白裏が無いとの事でした。

初めて見た非常にレア物ですでした。







どなたの手に渡るのでしょうね。


感想を聞いてみたいです。

神戸開港150周年 2

2017-07-21 06:47:43 | 日記
先日の新聞には帆を広げて沖を並走する帆船に記事が。







もらったスタンプ用の冊子にも。








自分達が見た時は帆をたたんで入港した姿でした。



ちょっぴり残念と思っていたら、新聞に13時より海王丸のセイルドリル(展帆訓練)披露と書いてありました。

早速、子供を連れて見に行こうと。



結構な人が集まってました。

会場で説明があり帆の数は36枚・畳の量では1700枚。マストの一番高い所で55mとかの情報でした。



風向きのよってマストの角度を変えるそうです。よく見ると新聞の写真帆はかなりの角度がついてます。良く見る写真は冊子の写真です。

今回も15度角度変えてました。

訓練船なのですべて手作業なんですよね。




13時過ぎから海王丸のセイルドリルスタート。訓練生がマストに登って行きます。







一番後ろの帆はまだ開いておりませんが。見事です。







中学からの頃から見たかった物がやっと見れました。

神戸開港150周年

2017-07-20 06:53:17 | 日記
神戸開港150周年のイベントとして海フェスタが15日にはじまりました。


自分の目的は帆船。

時々日本丸や海王丸は入港しているそうですが、8隻揃うのは初めてだそうです。

子供・嫁と見てきました。



帆船フェスティバル。入港。










ロシアの船です。












双眼鏡で覗くと黒い影は人間?良く見るとマストに訓練生が乗ってたんです。一番高い所で60m位だそうです







こんな船も。















口金の色付け

2017-07-14 06:51:22 | 大工道具
色付けすると脂分が飛ぶので錆びやすくなります。

基本色付けは仕事の本数だけします。




余った物はニスを塗って管理してますが時には錆びてきます。

ぺーパーで磨りなおして色付けしたり、処分しないといけない時もあります。


口金は薄くて長さもあるので、ムラ無くするのは輪よりはるかに難しいです。




輪はガスコンロなのですれば綺麗に色が着きますが、口金はまず無理です。白くなってしまいます。


ムラ無く付けるのにうちではストーブを使います。


ムラもなく綺麗に付ける事は出来ますが、とにかく時間がかかるのが欠点ですかね。


50個以上になると火をいこして鉄板でします。



欠点は温度の違いで真ん中や端に色むらが出来ます。いっぺんに色が変わるのでひっくり返すのが大変。


遅れるとが端が白くなります。特に面取りは。




今回は60個位するので鉄板で。

幸い子供が早く帰ってきたので自分と3人で。



思ったよりムラ無く出来ました。








ちなみにストーブでした物です。









黒裏

2017-07-11 06:51:16 | 大工道具
昨夜は町の祇園祭を通して隣保の親睦会も無事終了しました。

新しく隣保内移って来られた方々・在住されてる方々とも徐々に顔合わせの場が持てた事嬉しく思っております。


ある鑿鍛冶さんが黒裏の注文をもらったと言う事で持って来られました。

今までは白裏が多く、新たに造ったと言われたてました。








これが白裏です。






他の鑿鍛冶さんの黒裏です。





















風合いの微妙に違いますね~。