鑿の柄付け職人の日常 !!

手道具存続の為に頑張ります。

日曜日の出来事

2018-03-30 12:30:06 | 日記
母親が車のタイヤパンクしたと言うので見てみる細めのビスを踏んでいました。

姉が車を変える時に交換したタイヤです。その時にホイールも磨きました。



いつもの工具で直しました。





はみ出てるところを切って。





ガソリンスタンドで空気圧調整してきて取り付けしました。





何とか空気は止まってます。




比類からは建具の戸車の交換です。

家の建具も年と共に痛んできます。以前建具屋の叔父に戸車の付け替えをしてもらいました。



数十年も経ってくるとコマの動きが悪いので叔父に頼むと「引退したから自分でし!」と戸車を貰ってきました。

樹脂の車が欠けてます。





交換するとこの通りに。


問題は客間でした。

交換したら戸が鴨居に当たってしまい端まで行かない。

壊れてなかったので掃除して戻しました。





心棒にCRCもさすといい感じに。


メーカが違うと数mm違うのか建具屋さんの仕事の大変さがよく判りました。








動きすぎるくらいでいい感じです。





手術

2018-03-29 07:01:09 | 日記
昨日指の手術をしました。

手術と言うのは小学生以来です。



事の始まりは数年前仕事でかしめてた時左中指に何かが当たった衝撃がありました。

その時は何とも無て数ヶ月後に曲げると膨れるという現象が起こってきました。

てっきり筋何かが当たり痛めた物かと自己解釈してました。






膨れてるだけで痛みもありません。




2週間前指を痛めてレントゲンを撮ってもらうと左手中指に光る尖った物が映ってました。

先生に尋ねると「金属が入っている」と。




以前のかしめ作業で当たった物は掛けた金鎚の破片で指に入っていたようでした。

「化濃してないようだからこのままほっておいても大丈夫」と言われましたが取る事を依頼し紹介状を。



手術で取ってもらいました。





術後痛みの無いです。

数日間は色付け等の軽作業の魅する予定でしたが、普通に仕事が出来そうです。



自己判断でなくプロに聞かなくては判らないって事は沢山ありますね~。

改めて感謝でした。


下がり輪調整 1

2018-03-28 06:46:00 | 大工道具
新品の鑿も輪を下げて調整しなければいけません。

そのまま使うと輪の上部内側をふさいでしまう事になってしまいます。

卸さんが嘆いて持って来られました。「輪の調整できない大工さんが増えてきた」と。

小売店から預かってこられたそうです。





輪を抜いてみます。

輪にも何種類かあります。業者も数件ありますし。



この輪は下側が広く上が狭いタイプです。

面は取ってありません。







上側です。

ちょっとバリも残ってました。







下側・上側の面を取ってみます。












傷が付かないように養生してバイスに挟んで再度はめます。






頭を叩きました。





輪の抜けた物も付けて全部完成しました。






本家高芝鑿

2018-03-27 06:47:30 | 大工道具

三木の鑿でその昔から有名だった鑿で狐鑿・大内鑿・本家高芝鑿がありました。いずれも歴史がありましたから。

本家高芝さんは兄弟でされてまして次男さんが出来なって廃業されました。

昔はよく柄付けしてました。


今では古鑿がちょくちょく回ってくる感じです。



先日、新品の鑿が来ました。

すごく久しぶりに見ました。





グミの柄を付けます。

綺麗に付きました。





かしめて磨り合わせて完成です。

綺麗に合ってると磨り合わせ部分が少ないので口金が薄くなる事も無く丈夫です。





子の鑿も活躍してくれると嬉しい限りです。

自転車整備で学ぶ

2018-03-22 06:42:48 | 日記
最近子供の自転車の整備から学ぶ事が多いです。

何年も乗ってると色々な所にガタがくるもので今度はブレーキでした。


後輪ブレーキが泣いて音がうるさい。と言う事です。


以前は前輪のブレーキシューを変えました。





中央が新品で両脇がチビていた物です。


今度は後輪です。方式はドラムブレーキ。


分解してみるとこれまたブレーキシューがチビてました。





ネットで調べてみるとチビてくると音が鳴り出すそうですね。


今回は音が鳴りにくくよく効くと言うサーボブレーキに変更しました。


パーツ交換。これが曲者でした。

車輪に付いているブレーキの芯?を外すの非常に難儀。


工具を作製して回すが外れません。








見事に曲がってしまいました。





さらに太いステーで作っても駄目でした。

知り合いの自転車屋さんにSOSを。「ここまでバラして来る人はなかなか居ない」と言われましたが。


さすが餅は餅屋。見事に外されました。それも工具無しで。目からウロコな方法で。





グリスもチャット違う物でした。





内のナットは15mmです。これも14mmのスパナを改造しました。






たかが自転車されど自転車でした。

ブレーキに関して自転車屋さん2件に聞きましたがそれぞれ技を持っておられました。

異業種交流で得た情報でした。