鑿の柄付け職人の日常 !!

手道具存続の為に頑張ります。

マチの形

2016-11-30 06:46:27 | 大工道具
この間あげた仕事の一部です。

普通の丸軸と四角マチのバチ鑿がありました。









角マチでイメージするのは建具ヤ鑿や平待ち。

建具ヤは有りませんが平待ちの写真です。














四角マチは氷鑿でも有りました。








色々有って興味深いです。


最高のご褒美

2016-11-29 06:52:03 | 日記
少年野球の大会で夏前にオリックス杯という大会があり、決勝戦はほっともっと神戸のサブグランドで行われました。

この大会を通して優秀な選手がオリックスjrメンバーとなり、各プロ野球チームのjrと試合をするそうです。

三木のチームから選ばれた子は一人もいませんでした。




しかし、三木の選抜チームと練習試合をしてもらえるという事でした。

各チームから3名くらい選ばれての練習試合です。


これがなんとほっともっとフィールド神戸本球場で。



当然うちの子は選ばれてません。

この試合の為、審判員が4名要ります。

選ばれた子の親優先で!




うちの子が出てないにもかかわらず自分がする事になりました。

1年間チームの審判部長としてきた最高のご褒美ですね~。



本球場なんてお金を出してもさせてもらえないし、最初で最後の栄誉です。

自分もチームで選ばれた子も大喜びで。



審判員もビップ待遇と聞きました。

駐車場も業者さん専用の球場入り口前。お弁当を食べさせてもらった所は関係者以外立ち入り禁止の指令室。


ここから見た風景です。






jrの子が練習してましたが当然のことながら全然違う。背も高いし体格もいい。



緊張のせいか何回トイレに行った事でしょう。


行きの車の中で一人の人が「予想やけど電光掲示板に審判の名前が載るんちゃう」と。



でも、電光掲示板は使われてませんでした。






天然芝はやはり滑るようで子供達は何回かこけてました。



すごく気持ちいい。天然芝も最高です。

すり鉢状になってるのでジャッジの声も響くんです。


三木のチームの審判は神戸の協会の方で服装や年齢から超ベテランでした。

こんな所でさせてもらえた事、今年最高も思い出になりました。


胸は張らないと無意識に力が入っていたのか両肩甲骨と腰が痛い。
















白樫と芯持ち

2016-11-25 06:46:50 | 大工道具
昔からポピュラーな柄は白樫です。

材が豊富にあった事と硬くて粘りがある。

鉋台とか木槌等柄関係がほとんど白樫でした。割材とも言います。

芯持ちとは一本の木を細めて1本だけを取ります。


白樫の古鑿です。






輪を下げて叩いております。








磨り合わせしました。










こちらは芯持ち。

元々付いてた口金と古いをを付けてます。





















白樫の割り材木目は柾目と板目が有り、芯持ちは柾目です。

製材前はは1m位の太さです。当然硬さは違います。

樫材の虫被害で大変な事になって来ております。

六角柄

2016-11-22 06:49:21 | 大工道具
氷鑿の古鑿が回ってきました。

6寸丈での丸ではなく、六角の柄です。




寸法に合わせを製材しました。









六角にするだけならなんて事は無いのですが、注文は筋を入れる入れる。

っていう事は・・・・。


正六角形にした上で真センターを出さないといけない。









ごまかしがききません。

ずれてたら筋の深さも変わるし丸判りです。

口金があたる部分もペーパーで少し細くしました。









それうえ仕込みも。

角度のズレや左右のズレも丸判りなんですよね~。









磨り合わせをしてニスを塗って完成しました。

非常に難しかったけれど何とか出来ました。









この鑿の形もダメ切りですね。

ダメ切り

2016-11-20 21:54:09 | 大工道具
ある鑿鍛冶さんから回ってきました。

こちらではダメ切りと言っております。

三条・与板の鑿に多い形ですね~。

氷鑿でもこの形は見た事があります。









播州型の柄に交換です。













柄の形が変わるだけで見え方も変わってきますね。