鑿の柄付け職人の日常 !!

手道具存続の為に頑張ります。

直接依頼

2017-01-31 07:04:54 | 大工道具
ここ数カ月で3名の方が工場に来られました。


ブログを見ました。柄付けの交換です。


先月の方を入れてすべて彫刻させる方々です。



一人の方のHPで作品を見せて頂きましたが、素晴らしいの一言です。


この様な方のお手伝いさせて頂けてるって事は非常に光栄です。





付いていた物と替えて物です。









この鑿は磨り合わせ部分と磨ってない境目で段差が出来ていました。


段差はなんとか取れました。





違う方の物です。こちらはビフォアーを撮ってました。








一番細いマチは口金が無いので付いていた物を使いました。









小道具の柄を付けた方も。


自分で付けると言われたましたが、付けました。


ノウハウも伝授しました。



桂の交換

2017-01-26 23:53:43 | 大工道具
卸さんから古い鑿の桂の交換が来ました。

この依頼は結構多いです。

外れてしまった物。昔々(30~40くらい前)のは形が少し違ったので抜けやすかったのです。


今回のは頭がつぶれている物です。








桂と木の段差はそれほど大きくないです。







抜いてみますと。











新しい桂を入れました。

少しだけ下げてみましたけど。

これでガンガン行けそうです。








何に使う?

2017-01-25 06:55:08 | 大工道具
普段している作業の延長で出来るかな?等の依頼でした。

どう言う所で使うのでしょうかね?









轆轤作業ですが、今轆轤が無いので旋盤加工しようと思います。

赤樫の材料で。








へこんでる方は出来るか不安だったのですがなんとかこれで。









初めてした物ですが、なに?です。

あると便利なのもなのでしょうね。

錦龍

2017-01-24 07:02:09 | 大工道具
卸さんから三木の古鑿が回ってきました。

抜いた状態で2本写真に撮りました。

銘をよく見ると上の方が錦龍でした。











古い柄が付いた状態です。








錦龍と言えば錦政男さん。黒檀柄で口金に龍が彫られてたのが印象深いです。

錦清水さんのお兄さんで、一緒にされてたので形もよく似ていますね~。

清水さんに電話で確認しました。中叩きです。



白樫を付けました。



   


2本並べてみます。






今、政男さんのお孫さんと同じ少年野球チームに居ます。不思議な縁です。

政男さんと清水さんが一緒にされてた頃、自分の親父が弟子入りしていた所に鑿をよく持って来られてたそうです。

清水さんが当時小学生でうちの親父は20歳過ぎだったそうで、昔話や苦労話をよく聞かせて頂きました。


1・17 阪神淡路大震災

2017-01-16 23:50:56 | 日記
だいぶサボってました。

毎日、鑿を触っているのでネタは色々ありますので、随時アップしていきたいと思います。




寒い日が続きますね~。


日曜日の雪の日に子供達は雪合戦や雪だるま作りをしてました。




仕事をしながらラジオの声が耳に入ってます。


明日は1・17阪神淡路大震災から22年と!


もうそんなになるんですね~。月日が経つのは早い物ですね。




その時は独身で2階にそれぞれの部屋に弟と居ました。


地震の前に目が覚めました。するとあの揺れです。




ひとつ気がかりだったのは誰もいない部屋の机の上に60cmの水槽を置いていたんです。


その頃は熱帯魚に凝っていてネオンテトラやグッピーを飼ってました。




その水槽が落ちていたら畳ほ部屋はエライ事になる!


見に行くとギリギリのところで止まっててセーフでした。



机の真ん中にあった物が端っこギリギリで止まってた。


まだ暗かったけれどテレビを付けて見るとあの大惨事です。



時を経て今あの水槽はと言うとペット好きの長女が金魚すくいで取って来た金魚が入ってます。


かなり居ましたが3匹は生き続けてます。






左の流金は片目が無いです。さすが金魚すくいかと思いましたが。



ずっとノータッチで子供の世話で事ポンプが故障していた事もあって水槽はよく苔で一杯になってました。








その名ごりがこれです。まあいい味になってるんですけど。


砂も20数年前の物です。







休眠中だったろ過装置も出してきて、いい感じになってます。






あまりにひどい状態だったので年末に昔の血が騒ぎ手入れしました。


水槽って永い事もつものなんですね~。