鑿の柄付け職人の日常 !!

手道具存続の為に頑張ります。

リフォーム完成

2014-12-31 08:22:07 | 日記
ベランダ下の部屋と廊下のフローリング具の交換だけのプチリフォーム
しかし現実は。


ビフォアー




築40年弱ベランダからの雨漏り。
白蟻は2年前この上のベランダから羽蟻が出て引っ越した模様。




この時点で地震が来ると大工の責任と心配で眠れ無かったそうです。
つっかい棒が入った時点で安心したとの事。


シロアリ被害をうけた柱は通り柱。
補強で2階の梁まで通してもらいました。







アフター







クローゼット内の棚は無垢材で。階段下の見切りも斜めのカットと細かい作業をされたます。窓・枠はそのままでインプラスで2重窓。枠は建具屋さんにエメリを貼ってもらった。


すべての部屋と廊下の床下には川砂を撒いて竹炭マットを置きました。
いいか悪いか判りませんが、何もしなければまたシロアリの餌食になるので・・・。

仕事を終えてからのDIY。この仕事に入るまで2年間水道設備のアルバイトをしていたのであまり苦になりませんでしたがきつかった。



玄関・廊下ビフォアー




アフター





前より3cm上げて出来た部屋とバリアフリー。4.5cmあった古い和室の敷居の段差も1.5cmになりました。
化粧框の高さは165mmしかないので足らずはフローリングを。見切りもオイルステインで自然に。階段も一番下が3cm低くなったので違う厚みのコンパネを足して違和感無く。


外観のビフォアー




アフター




ベランダは屋根と側面を囲い雨漏りをシャットアウト。元ある物と新たに作るものがマッチしスッキリし全体が明るくなりました。まだ焼板を塗らないといけませんが、大工さんに感謝です。

お寺の新築

2014-12-28 07:20:29 | 日記
前回の続きです。

授賞式終了後、その足で親父の墓参りに。
報告と御礼を。


続いて小野市の親父に親方の寺墓地へ。

ここのお寺は建替えられてます。
彼岸はブルーシートに覆われてたのであまり判りませんでしたが、平日だったので仕事されてました。




かなり大きくて立派です。
雨が降っても大丈夫なよう全体が囲ってあります。


屋根部分です。





代々受け継がれてきた技術はすばらしいです。
お城もそうですがこのような寺が山の上にあったりもする。
その昔、大きな材木を運ぶだけでもかなりの苦労。


まだまだかかるでしょうが完成が楽しみです。
違う意味でも墓参りが楽しみになりました。

さらなる向上を目指して !!

2014-12-27 12:07:19 | 日記
この度三木市より26年度技能顕巧賞を頂きました。
鑿・鏝・丸鋸・鑿柄製造職はすべて工業組合青年部のOBです。

現役時代共に活動してきたメンバーが揃って頂けた。
親父に続いて2代にわったってなので感無量です。




身が引き締まる思い。
心新たに精進したいと思います。

賞品として銀杯。




赤飯・お酒・弁当




花(シクラメン)




26年度メンバー一覧




最後に記念撮影




上手に撮って頂けた。
隣の藤田君との会話「やっさん、斜め向いたら俺の腹出とるのんよう目立つわ~。腹へっこめよ。ほな俺は猫背やから胸張るわ。」って撮影。

どちらも作戦大成功、よかったよかった。

油断大敵

2014-12-25 12:18:54 | 日記
やってしまいました。




木の製材の時、切れ端が丸鋸に引っかかって飛んでくる事があります。
特に大きい木を製材する時に。

今回は流血を逃れました。硬木が多いので当たると痛いです。
2年前はめがねのフレームに当たって眉毛の横を。
この時はなかなか血が止まりませんでした。


木工旋盤で木を削っている時も割れて破片が飛んできます。
たいていは上に跳びますが。変な音がしたら条件反射でかがみます。


工場の天井に刺さってます。








破片が刺さってます。

土間鏝 叩き鏝

2014-12-24 07:08:34 | 日記


こんな鏝見られたことありますか?




普通の鏝より分厚い。
鏝は鋼が薄く反り返るくらいのねばりで、使えば使うほど鋼が薄くなって使い易いと聞いた事があります。


用途で違うんですね。土間を作る時に土を叩くとか?
5年位前からこのような鏝の柄を作って込みの形に合わせて穴を開けた柄を鏝屋さんに渡してました。

2年位前から違う所から「柄を作って取り付けて!」の依頼をうけて付けてます。
重たい鏝を叩いて抜けては話になりません。
また、割れても商品価値が下がる。
鑿で色んな形の込みに穴を開けてるので応用で出来ます。




ひずみ直しは大変ですが・・・。





柾目でしょ。
木はこの方が強いですものね。