鑿の柄付け職人の日常 !!

手道具存続の為に頑張ります。

旋盤作業

2019-05-29 06:02:07 | 大工道具
今は木工旋盤で木を削りますが、昔は轆轤でした。

なので上手下手がもろに出ました。


木工旋盤等の機械化は新潟県の方が進んでました。

鉋台もそのようでした。色々組み合わせて作る機械屋さんがおられたようです。 

三木はと言うと個人経営の鉄工所が多くあり、機械部品の工夫が出来ました。



木材加工で芯を出すってのは轆轤も旋盤も同じです。



鑿柄加工で、口金を切る作業があります。

普段は木を丸めて口金加工ですが、逆もあります。



塗装されてる物に口金加工をする。






これは難しいです。普通はこうなります。







なかなか芯は出ません。

まして口金のテーパーの角度も合わせて切らなければなりません。


芯が出せるとこうなります。





ほんとにこれはぎりぎりで面無し口金の厚みもありません。





なので面取り口金で調整します。





失敗無しで1100%成功しました。

仕込みも割れませんでした。



完成品はこんな感じになります。





まったく違和感無く綺麗です。


なんか、ボールペン加工と似ていると思いませんか?

技術を向上させて量産化につなげたいものです。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿