鑿の柄付け職人の日常 !!

手道具存続の為に頑張ります。

古鑿 42

2019-06-30 07:24:47 | 大工道具
左市弘10本組です。

すり合わせしてあったので黒染め液を塗りました。





角打ちの1寸と面取り寸2です。どちらも綺麗な仕事です。






市弘の角打ちと長弘8分の角打ち。








叩き鑿に付いていた古い口金。





鉄を延ばしてつけてあります。








緩めにしていたのですが裂けてしましました。穴を開けてから入れたんですが。





裂けると木も割れました。






口金の長さも違います。





リニューアル 2

2019-06-25 06:34:58 | 大工道具
越後の鑿、助丸追入れのハイスです。新品のようです。

同じ材を使ってに10本組に。










花梨?同じ材がありません。

よって、お持ちだった紫檀の丸棒加工と言う形で。

直径は41mmはあります。差す鑿でもいけそうです。





素性の悪い所をはね。





釘穴の所も。





削っても残りました。





いい所だけを。

付いてた柄は、面無し口金の面を取ってありましたが、越後産風に面無し口金で45度で面取り。









濃淡がくっきりと。





とってもいい物に生まれ変わりました。


古鑿 41 

2019-06-24 07:00:31 | 大工道具
最も多いタイフの柄の付け替えです。



普通の追入れ鑿です。






すり合わせ部分が少し長目です。

判り難いですが、前にする合わせされた方が段差をつけられてます。







なので少し長めに磨りました。







まだ少し残っています。







ペーパーバフで判らなくしました。







柄の長さも長めの5寸丈です。







シルエットもすっきりしました。

ペーパー仕上げ

2019-06-20 12:43:39 | 大工道具

ロウを引かないペーパー仕上げがちょくちょくあります。


木目を引き出す手法を用いて。

ペーパーをよく当てるというより、綺麗に削るでしょうね。







とってもいい感じです。

目が粗いと汚れが一段と柄にしみ込んでしまいます。







赤樫はペーパー仕上げの場合、色が濃い方が引き立ちますね~。

この状態で柄にエゴマ油等縫って頂くとより艶が出ていいと思います。


でも生地肌がボロボロだとかえって汚れるので大変です。







白樫のロウ引きです。

ペーパーを充てる所までは同じですね。







正目が特に綺麗です。











道具はより綺麗方がいいですよね~。

木目を生かす

2019-06-18 06:49:10 | 大工道具
日曜日に実験しました。

木目を生かすには?

鍛冶でっせ!でも試しましたが、木目を生かそうと思えばかえってペーパ-目が目立ちました。



ペーパー機で回してもペーパー目が残ります。

おそらくボールペン作り体験をされてる所でもお気付きの事だと思います。


鑿柄でやってる事色々と試してみました。



鍛冶でっせ!の残り物で。

まずは、氷鑿に使うイスの木です。





元々はこんな感じ。





合わせてみました。






製品の残りの桜でもやってみました。





目は粗いですけど凄く綺麗です。


最後に柄付けの時に折れたツライチ追い入れの紫短です。







思ったよりいい感じになりました。

まだ手探り状態ですが、ペーパ目は出ていません。


本業にも生かせそうです。