スウェーデン経済は輸出に大きく依存しているが、現在の世界的な恐慌のあおりを受けて輸出が大きく落み、2008年第4四半期の経済成長は予想以上のマイナスとなった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/1a/cc7704f055b64d4229e5e629f19ee5ae.jpg)
一年前の同四半期と比べて、GDPが4.9%も落ち込んだのだ。中央銀行や公的な経済研究所、それに民間銀行のアナリストなどは、下げ幅はせいぜい3%くらいだと予想していた。だから、ここまで大きく落ち込んだことに驚きを隠せない。一つの四半期(3ヶ月間)の下げ幅としては、オイルショック以来、初めてのことだという。
2008年全体で見た場合の経済成長率もわずかプラス0.2%となった。中央銀行の予想ではプラス0.7%だったし、国の経済研究所は0.8%、またIMFはスウェーデンの経済成長を1.2%と予想していた。第4四半期の予想以上の落ち込みが2008年全体を泥沼に引きずり込んだような感じだ。
この大きな原因は、特に自動車産業を中心とする製造業で減産が相次いだことだ。製造業の生産活動の下げ幅は8.3%。
一方、GDPを支出面で見てみると、まず(1) 輸出の落ち込みが-7.2%と大きい。(これに対し、輸入のほうも5.4%落ち込んでいるので、ネットで見ると1.8%の下げ幅)
それから、(2) 在庫投資の減少もGDPの足を引っ張っている。つまり、企業は生産活動を抑え、在庫調整の体勢に既に入っているということだ。
さらに、(3) 個人消費も3.3%落ち込んでいる。特に、自動車などの耐久消費財の買い控えが目立つらしい。
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一年前の同四半期と比べて、GDPが4.9%も落ち込んだのだ。中央銀行や公的な経済研究所、それに民間銀行のアナリストなどは、下げ幅はせいぜい3%くらいだと予想していた。だから、ここまで大きく落ち込んだことに驚きを隠せない。一つの四半期(3ヶ月間)の下げ幅としては、オイルショック以来、初めてのことだという。
2008年全体で見た場合の経済成長率もわずかプラス0.2%となった。中央銀行の予想ではプラス0.7%だったし、国の経済研究所は0.8%、またIMFはスウェーデンの経済成長を1.2%と予想していた。第4四半期の予想以上の落ち込みが2008年全体を泥沼に引きずり込んだような感じだ。
この大きな原因は、特に自動車産業を中心とする製造業で減産が相次いだことだ。製造業の生産活動の下げ幅は8.3%。
一方、GDPを支出面で見てみると、まず(1) 輸出の落ち込みが-7.2%と大きい。(これに対し、輸入のほうも5.4%落ち込んでいるので、ネットで見ると1.8%の下げ幅)
それから、(2) 在庫投資の減少もGDPの足を引っ張っている。つまり、企業は生産活動を抑え、在庫調整の体勢に既に入っているということだ。
さらに、(3) 個人消費も3.3%落ち込んでいる。特に、自動車などの耐久消費財の買い控えが目立つらしい。
心配なのは日本が一番悪いことですが。。(^^;;;
インドだけプラスというのも面白いです。
最近インドの成長率は著しいですよね。
IT大国でもあるし。
各国の経済事情をグラフにして表してみてみたいです。
いつも参考にさせていただいています。
すみません、質問なんですが、
同じ前年同期比といっても、日本、アメリカの数値は年率換算です。
が、他の数値はどうなんでしょうか?
年率換算ではドイツ -8.2%、ユーロ圏平均 -5.7%だったと記憶しており、年率換算とそうじゃないものが混在しているように思えるのですが…。
遅くなりましたが確認をしたところ、前年同四半期比と、前四半期比に4を掛けたもの(年率換算したもの)とが混在していました。
ミスは、私が参照した通信社(TT)の記事にありました。訂正および、事情の説明を求めるメールを送付しておきました。TTのこの記事を引用しながら記事をまとめている他の新聞にも同様のメールを送りました。
丁寧なご指摘、ありがとうございました。