先週一週間はウプサラとストックホルムで過ごし、金曜日の最終特急でヨーテボリに戻ってきた。そして、土曜日は珍しい大会に出場することになった。
その名も『真夜中のマラソン(Midnattsloppet)』。
夜10時スタートで、同じ色のシャツを着て、ヨーテボリ市内を10km走るというものだ。もともとストックホルムで始まったイベントらしいが、今年からヨーテボリでも行われることになったのだ。

土曜日の夜と言えば、みんなレストランで食事をしたり、パブでお酒を飲んで、出歩きたいとき。だから、そんな夜遅くに参加料を払ってまでマラソンをしたい人なんて、トンでもない変わり者に決まっている!? と思ったら、ビックリ。
参加者は何と5100人。男性3200人。女性1900人。
私はというと、最近は全然トレーニングをしていなくて、最後に自転車で走ったのは2週間前、最後にランニングをしたのは3週間前、という有り様。だから、あまり乗り気ではなく、申し込んだのもホンの数日前だった。(しかも、ヨーテボリにいなかったので、友達に代わりにやってもらった)
それでも、それでも・・・
記録は44:13。10kmの自己記録は40:26だから、記録は落ちたけれど、全くトレーニングなしで45分を切れたので、自分でもビックリ。2km地点を過ぎた時点で体力は限界に達し、呼吸もかなり乱れていた。だから、あとは気力だけが頼り。しかも、意表を突かれたのは、7km地点の急な上り坂。夜中なので暗かったけれど、大学の友達が沿道で見つけて、声援を送ってくれた。
順位は男性3200人中
519位。記録も40分を過ぎるとたくさんの選手がひしめき合っていたから、1分でも自分の記録を縮められれば、順位がかなり上昇することになりそうだ。
雰囲気としては、昼間の暖かさがほんのりと空気に残っているけど、ちょっと涼しくて、参加者も観客も含めて大勢の人が町に繰り出している、ちょっとした夏祭りみたいな感じだった。