情報科blog
高校で必履修となった「情報科」の教員が
授業や校務など日々のできごとや
情報教育について思うことを書いていきます。




日本情報科教育学会 第3回全国大会のパネルディスカッションにお呼ばれしたので、行ってきました。

 大学の先生が5人に、私が一人というパネルディスカッションです。多勢に無勢といった感じですよね。発表は私が最後です。私の前に発表された先生の後半にプロジェクタに不具合が出て、私の話もなくパネルディスカッションが進むのかと不安になりました。

 壇上に机も椅子もあるのですが、誰一人として座らない不思議なパネルディスカッションでした。

 私の番になりましたが、すでに予定の終了時刻に近づいています。手短に現状報告をしました。
 「”情報の科学”に期待するもの」と言うお題でしたが、期待されても全体の1割ほどしか開講されない可能性があることをお話ししました。
 期待するより、少しでも普及するための努力が必要ですよと主張してきました。
 時間の関係もあり、質疑応答程度で終了。ディスカッションまでたどり着けませんでした。ちょっと残念。


 現行「情報B」の教科書はどの会社のものもかなり難しく書かれています。必履修教科としてすべての生徒に学ばせるのには、ちょっと躊躇してしまいます。
 この流れで「情報の科学」の教科書が作られたら、本当に1割程度の開講しか期待できません。

 学習指導要領に沿ったミニマムな内容の「情報の科学」の教科書があるといいですよね。先生方からは「この程度でもいいんだ」と思われるようなものです。
 最低限の内容を確保した上で、それぞれの先生の得意領域を活かせば、楽しい「情報の科学」ができると思います。

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