コロナ禍で酒に弱くなったよっぱらい親父。古希を過ぎ、腰痛に悩みながら今は家庭菜園に精を出す。慰めは3匹の猫。
よっぱらい親父の独り言
今回の東京散歩は王子
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/c0/2fed99583842dcb3c4b6a0316a9e302d.jpg)
JR王子駅北口を出て1分、都会の中の谷間にある渓流、音無親水公園がある。
石神井川はこの辺りでは音無川と呼ばれ、名所として知られていた。
両岸には料亭なども軒を連ね、卵焼きが名物だったという。
近年、流路の変更で残された河川跡に北区が整備した公園になっている。
飛び石を渡りながらしばらく歩くと本郷通りに行くエレベーターがある。
通りに出て西に行く。北区役所があり、その向かいに王子神社があった。
王子とは熊野権現の御子神。紀州には九十九の王子が権現の周囲にある。
当地の領主豊島何某が熊野詣でをしたのだろう。
境内西南の角に関神社と毛塚がある。カツラの神様か。
王子稲荷神社に向かう。
途中、路地の奥、民家の庭の一部のように子育て地蔵尊がひっそりとあった。
子育ての他、商売繁盛、癌封じ、縁結びに御利益があるとのこと。
北西に歩くこと10分、王子稲荷神社にぶつかる。
ここは大きな社殿で境内は幼稚園になっている。
狛狐は鍵を持っていて関東一円の稲荷を管理しているという。
しかし、入った辺りの狐は持っていない。
神社の奥に御石様があり、伏見のおもかる石のように祈願が叶うか占える。
健康を祈って石を持ち上げたが、腰が痛くてほんの少ししか上がらない。
後ろに並んでいたご婦人(推定60歳)はと見ると、1センチほど上がったようだ。
何を願ったかはわからぬが、すごいものだ。
入ってきた所から出て幼稚園の北に社殿入り口の門があった。
ここが正門で階段脇に狛狐があり、奥に社殿が見えた。鍵を持つのはこの狐だろう。
さらに北に向かうこと5分。名主の滝公園がある。
入ってすぐに池があり、初老のカメラマンが多数何かを撮っている。
聞くと、カメラの液晶を指さした。きれいな小鳥が映っている。
池を巡り、道なりに進む。
王子村の名主が屋敷の中に滝を造り、一般に開放したのが始まりという。
大名庭園を思わせる回遊式庭園で、思ったより敷地は広い。
男滝を眺め、門外に出る。ここが正門のようだ。
JR東十条駅まで歩き帰途に着く。
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