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東京散歩・・・中山道最初の宿「板橋」


今回の東京散歩は、中山道最初の宿場町「板橋」。
池袋でJRに乗り換えて一駅、そこが板橋駅だ。
何と田舎臭い駅(失礼)だろうか。大都会の平成から急に昭和を感じる懐かしさ。

東口を降りて直ぐ近藤勇の墓がある。妙齢の美女がお参りしていた。歴女なのか。
板橋駅を降りたはずなのに、ここは北区滝野川。そんなことはどうでも良い。
巣鴨から続く旧中山道に入り、駅北の踏切を渡る。ここは板橋区。

5分ほど行くと旧中山道は国道17号線(中山道)と上を走る高速道路に遮られる。
横断歩道を渡った所が板橋宿の入口だ。
左折し、まず東光寺に行く。由緒ありそうな地蔵尊や庚申塔がある。
道に戻り観明寺へ。
明治の初め、ここの住職が町の繁栄を願って成田山新勝寺の不動様を祀ったそうだ。
以来、ここの商店街を不動通り商店街と呼ぶようになったとか。
不動通り商店街(旧中山道)を先に進む。
「平尾宿脇本陣跡」の看板がある。行ってみると、民家の前に標石があるのみで味気ない。
近藤勇が処刑までの間監禁されていたとか言う。

板橋の宿は、細かくは、平尾宿、仲宿、上宿の3宿で成る。
仲宿商店街に入る。
ここも近所のおばちゃんが買い物をしていて都会らしさがない。
しかし、活気があるので、大阪散歩の時を思い出させる。
遍照寺に行く。草むらの中に馬頭観音が建っていた。

そして、ついに本陣跡に。スーパーマーケットの脇に標識があった。
ここに宿泊した大名や皇女和宮を偲ぶのみ。
文殊院へ。整理され落ち着いたお寺さんだ。
遊女の墓があり、かつては、この辺りが遊郭で賑わったことを思わせる。

石神井川の橋を渡ると上宿。
この橋が板の橋でできていたからこの地を「板橋」と言う。
実際にはコンクリート製で板らしく塗ってある。
上宿には「縁切榎」と呼ばれる木が植えられている。
この木の下を花嫁、花婿は通らなかったと言う。
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