yomoblog

南信州で地域エネルギーに関わりながら思うこと

Re:S 10号発売

2008-11-15 | 
毎度紹介する、Re:Sの10号が出ました。

今回は、「木からしる」というテーマで、
木の家作りを尋ねる旅です。

日本の伝統的な木の癖、性格を生かした風土にあった家作りは、
高度経済成長以後、急速に消えていきました。
大学での林業の授業では、外国産の安い木材に押されて経済的にまったく成り立たない日本林業を悲観する内容に暗くなった記憶があります。

うちの近所でも何件か最近家が建ったけれど、1,2ヶ月で簡単に建ちます。
「パスッパスッ」とテンポ良く音が聞こえてくるなあと思ったら、
大工さんが屋根に上って、ビス(?)というか止め具を、まるでお店で商品に
値段シールを貼るがごとく、ぽんぽんと器械を当てて止めていく音でした。
そして、骨組みである柱と柱の接続箇所は、ボルトや金具を使っています。
素人目には、強い力がかかったときには木と鉄の強度の違いで一箇所に
力が集中して折れるんじゃないか・・と思いました。

特集の中では、固めの木と柔らかめの木を絶妙に組ませて作っていく、金属を使わない伝統的なやり方を熱く語る林業家のインタビューがあります。

今回も、護りたい「ふつう」を旅して提案している<Re:S>です。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿