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南信州で地域エネルギーに関わりながら思うこと

テクテクノロジー

2008-11-18 | 
辻信一さんがいろんな人と対談するゆっくり堂のシリーズ本の2冊目で、
発明家の藤村靖之さんとの対談を収めたもの。

藤村さんは、非電化コーヒー焙煎器(電気でなく家庭用のガスの火で効率よく焙煎できるホウロクのようなもの)や非電化冷蔵庫(放射冷却の作用を利用した冷蔵庫)など非電化製品を発明し、途上国の支援などをしている人です。

単なる機械や商品の発明ではなく、いかによりよい社会へ役立つものを発明するか考えています。科学技術の使い方、生かし方を本質的に考えています。

「便利をたくさん得ると、何かがたくさん失われる。便利をすこし捨てると、何かをたくさん得られる。」

後半では、スローな発明の基本思想や社会起業家としての思想を提示していて、とても刺激的でした。

那須の非電化工房アトリエ、行ってみたくなります。
この対談シリーズは、とても本質的な話だけど読みやすくてお勧めです。

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