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南信州で地域エネルギーに関わりながら思うこと

天狗もなか

2009-02-16 | いろいろ
真壁のひなまつり」にいってきました。

旧真壁町(いまの桜川市)は、重要文化財に指定される蔵がいくつも残った、歴史のある街です。
筑波山のふもとの西側にあるこの地は、石の有名なところで、今でも石屋さんがたくさんありますが、街自体はすっかり寂れています。

しかし、古い歴史があるだけに各家の蔵には古い雛人形がありました。
「そのひな人形を店先、玄関先にかざって、遠くから来てくれるお客さんをもてなそう!」と7年前に始まったのが、真壁のひなまつりです。

ぱっと見ると「コンビニもない」「ショッピングセンターがない」「若者がいない」と、ないものねだりになってしまうような町ですが、そこを逆にあるもの探しをして、古い蔵、雛人形、レトロな雰囲気、和菓子、そして人々のおもてなしの心を活かしてひなまつりイベントを盛り立ててきました。
今では都内からハトバスが乗り付けるほどの人気です。

ちなみに、江戸時代のひな人形は、顔が小さく、妙にリアルで怖いです。



その真壁で、親戚が市村菓子舗という和菓子屋さんをやっております。
潮田家住宅という重要文化財指定第1号の家のすぐ近くにあるお店で、写真の「天狗最中」が名物です。
真壁の近くにある加波山の天狗(天狗党?)を由来とした、天狗の顔の形をした最中です。
髪を紫に染めた粋なおじいちゃんが毎朝こつこつ餡を作っています。
でも、残念なことに身体の不調で3月で引退するそうです・・
真壁のひな祭りに行く方、ぜひ最後の天狗最中を召し上がってください!

真壁のひなまつりは、3月3日まで開催。
となりのつくば市の筑波山梅まつりも2月21日から3月22日まで。今年の梅は早いので、3月3日ころは見ごろかもしれません。


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