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南信州で地域エネルギーに関わりながら思うこと

土と平和の祭典2009

2009-10-18 | いろいろ
晴天の下、今年も開催された「土と平和の祭典
オーガニックな野菜や、雑貨に加え、土と平和にまつわる豪華なトークイベント満載。竹のジャングルジムや、竹馬コーナーなど子どもが楽しめる場所もしっかり用意されているのがうれしい。
歩き疲れたら、芝生の広場でフリーのライヴを。

六ヶ所村ラプソディーの鎌仲ひとみ監督×非電化工房の藤村さんのトーク。
お米にまつわる電気は、農家での低温貯蔵と家庭での炊飯及びその他で、約原発4基分にもなるそうです。
そこで藤村さんは、家庭用「非電化のもみすり器」を発明して今日から発売していました。簡単にいうと、手回しのローラーでもみをすり潰して、もみ殻を玄米から外す器械です。

普通のお米は、脱穀後、もみすりといって「もみがら」を外して玄米にします。そうすると時間とともに味が落ちてしまうので、農家(JA)は最長1年間、玄米を「低温貯蔵(冷蔵)」しておきます。さらに、販売する(食べる)直前に精米します。家庭ではそれを電気炊飯器で炊きます。いずれも、電気や石油を使います。
でも、もみが付いたままなら1~2年の間は味が落ちないんだそうです。
家庭用もみすり器があれば、せっかく有機栽培で作ったお米を、化石燃料に依存しないでもっと気持ち良くたべられるでしょう?という提案です。

天日乾燥して、非電化でもみすりしたての玄米をガスで炊けばかなりベター、そしてできれば薪で炊けば環境負荷は限りなくゼロ。
「そんなのムリでしょう?!」とまず思っちゃいますが、よく考えるとぼくらの2世代前、おじいちゃんおばあちゃんまでは、こうしてご飯を食べてきた。
今はガスさえIH電磁調理器(細胞が壊れて不味いそうです)に替えられつつありますが、おばあちゃん世代は薪からガスになった際ですら「おいしくなくなった!」と言っていたそうです。





さて、うちのぼっちゃんはkidsエリアの楽器コーナーで、相変わらず太鼓に夢中になってドンドン、カンカンやっていました。
おかげで帰りの電車でコトンと寝てしまいました。





今日のおいしいお土産、風土倶楽部のドライりんご。
間伐材やりんごの枝の薪ストーブで、ゆっくり乾燥させたそうで、ちょうど良くしっとりして酸味と甘みがいいバランス!