アメリカの大学でも親離れしていない子、子離れしていない親がいる。特に財政状況が絡んでくると、親も必死。
今日、相談のメールが回りまわって来たのは、現在ドイツを訪問している学生で、私のオンラインのクラスを受講している。もともとアメリカ人だが、ドイツで世界からの子どもたちが参加するキャンプのカウンセラーとして働くことにより、10単位ほど1学期間で獲得できるらしい。
この学生は, 提出物も9月5日以降何もだしておらず、2回あったオンラインの試験も受けていなかったので、すっかりWithdrawしたのかとばかり思っていた。ところが、母親からのメールいわく、彼女が住んでいる地区ではなかなかオンラインのコネクションがうまくいかず、どうにかして補佐して無事に単位をとるのを助けて欲しいとのこと。そして娘いわく、コースのインストラクターに相談のメールを出したが、返事が帰ってこないという苦情。
やれやれ、そんなメールもらった覚えはないと保存してあるメールのリストを調べてみるが、案の定、彼女から一度もメールはきていない。母親いわく、今回学生ローンをもらって授業料を払っているので、それをムダにしたくないので、どうにか助けて欲しいということだが、これは学生本人の責任。
この経済情勢の中、大学で真剣に学ぼうと思わない人たちは、時間的にも財政的にもかなりのロス。苦い体験をして学ぶしかないのだろうか。