キキ便り

アメリカ便り、教員・研究者生活、シンプルライフ、自閉症児子育てなど

中間テストを採点しながら考える

2008-10-15 12:14:01 | アメリカの大学で教える

今日は、午前中に中間試験を課し、正午までに採点を終えてしまう。

目の不自由な学生と、学習障害を持つ学生2人は、障害者サービスのオフィスで試験を受ける。それ以外に3人から、試験に来れないとの連絡がメールで来る。一人は裁判所に急きょ行かなければいけないとのこと。陪審員のことだろうか。プライバシーの侵害につながりかねないので、理由をはっきり聞けないシステムも日本人の私にはじれったい。もう二人は、風邪がひどくて来れないとのことだが、そのうち1人と午後付属園でばったり顔をあわせ、向こうは気まずそう。そういうこともあるので、試験をなんらかの事情で受けられない学生に追試験を許可する場合は、証明書(医者など)を出させるようにしている。しかも、追試験は、通常の試験より少し難度を高くし(試験の内容漏れなども想定して)、他の学生に対して公正になるように務めている。

試験を採点しながら、思ったよりもみな点数が低いのでがっかりする。教え方が悪かったんだろうか。それとも学生がしっかり勉強しなかったのだろうか。今までの教員やティーチングアシスタントとしての経験、また他の教員に探りを入れてみると、アメリカの学部生の試験の平均点は、大体B-またはC+というところである。点数としては、80点くらい。今回の私の学生の平均は78点ほどになりそう。

今学期私のクラスを受講してくれている唯一留学生の日本人の学生は、平均点よりもかなり上の点数をとってくれたので、私も嬉しい。先学期のクラスにも、韓国からの留学生がいたが、いつもテストは95-100点という好成績だった。ということは、英語がハンディでも毎回授業に出席してノートをとり、しっかりスタディガイドを使って勉強すれば、アメリカ人以上の成績が取れるということ。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする