今日は久しぶりに、今後の研究のための助成金をインターネットで探してみる。アメリカの部分は、COS (Community of Science) という研究助成金のデーターベースから、定期的に条件に適った助成金のリストが送られてくるので、それをもう一度閲覧し、応募できるかどうか検討してみる。
日本の助成金は、アメリカの大学に籍のある私では、ほぼゼロの確立で応募できない様子。日本の大学に所属している、という条件がしっかり挙げられており、年齢制限でも同時にひっかかってしまう。
その点、アメリカの研究資金の場合は、文書を見ると「アメリカ市民であること」または「法にかなった(永住権など)移民であること」などと掲げられ、アメリカの大学機関に属している、という条件は謳われていない。ということは、アメリカ市民権を持つ人が、日本の大学で研究をしている場合、アメリカの研究資金の到達が可能という風に読める。
国際化を目指す、という点で日本の政府や企業に、ぜひ条件を見直してもらえたらというのが今日の感想。特に、助成金の条件として年齢制限を置くこと(日本の「若手研究者」への助成金。アメリカでは博士号取得して5年以内の人への助成金はあるが、年齢は記されていない)は、「生涯学習の振興」に逆行し、人生半ばで勇気を持って大学院に入りなおした人たちにハンディを与えかねないと憂慮する。