キキ便り

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おったまげの小児科検診

2007-10-27 02:05:39 | アメリカ便り
 アメリカでは、特に年に1度のcheck-up(検診)となれば、20分位時間をかけて問診してくれます。特に、息子のような障害を持っている子どもの場合、その検査や治療方針なども含めて、1時間近く見てもらったこともありました。医療保険の高いアメリカならではの、メリットなんでしょうか??

 子どもの学校生活も落ち着いたので、今週、息子を小児科検診に連れていきました。いつものように、身長、体重、血圧、脈拍、視力を測って、それから内診。おもしろかったのが、自分の鼻を指先で指して、それからお医者さんの指に触れて、また自分の鼻に戻って、という反射神経のテストです。

 驚き仰天だったのが、息子へのながーい質問項目です。「得意な科目は?」「苦手な科目は?」「仲のいいお友達はだれ?」「ちゃんと栄養あるもの食べてる?」「夜はよく寝れる?」「好きなスポーツは?」ここまでは、今までの検診でも聞かれた質問です。

 ところが、だんだんプライバシーに踏み込んでいくような質問が....

先生「家のお手伝いしてる?どんなこと?」
息子「ベットメーキングとかしてるけど...」
先生「やんなかったら、どうなるの?」
息子「.......」 
先生「あっそうか、ちゃんとやってるんだね。やるとお金とかもらえるの?」
息子「お小遣いもらってるけど」
先生「お小遣い、何に使ってるの?」
息子「貯めてる....」(註 息子は、お小遣いや日本のおじいちゃんおばあちゃんからもらったお金を、けなげに大学資金のために貯めてます。現在貯金額は220ドルです)

先生「お家に銃ある?」(この質問にはびっくりしました。椅子から落ちそうになりました。オットがハンティングを始めてなくて良かったです)
息子「(笑いながら)ない」
先生「たばことか麻薬についてはどう?体にどういう影響あるかな」
息子「悪い」
先生「赤ちゃん、どうやって生まれるとかについては、どう?」
息子「えっ?うちには赤ちゃんはいないけど。。オムツ替えとか?」(質問の意図が、幸い分かっていない)
私「息子はまだ何も知らないんです。前住んでいた州では、子どもの性教育は小学校5年生から始まるんです。」(ショックで頭がクラクラ)
先生「そうか、この学区は早いからね(3年生)。じゃあ、お家の人にその話は任せることにして」

先生「大きくなったら、体が変化していくよね。どういう変化があると思う?」
息子「身長と体重が増える」
先生「それ以外には?」
息子「毛深くなる」(ここで、息子の把握度を理解した先生は、質問をやめてくれました)

 ともかく、オドロキ連続の問診でした。幸い、息子は「面白い先生」という認識で終わったみたいです。来月の小学校3年生の娘の検診では、どこまで聞かれるか心配です。












 
 
コメント (2)
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