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キキ便り

アメリカ便り、教員・研究者生活、シンプルライフ、自閉症児子育てなど

再び授業に向けて

2007-10-12 06:48:32 | アメリカの大学で教える
 今日は1月から教える春学期の授業の打ち合わせに、久々にキャンパスへ。

 この授業は、自分の専門分野とは少しずれた科目なので、正直いって受け持つのは、不安~。人数もアメリカで受け持つ授業では、一番規模が大きくて、100人近く受講生がいるそう~!修士課程の院生のTA(Teaching Assistant)を、運が良かったらつけてもらえるかもしれないそうだけど・・・自分自身がまた院生の身分なので、アシスタントをつけてもらうなんて、おこがましい気持ち。

 そんな私の不安を少し和らげてくれたのが、今日のミーティング。学科長が、このコースを過去に教えたことのあるインストラクターの人を3人紹介して下さって、そのうちの2人と初めて顔合わせ。シラバス、テスト問題、講義資料のpowerpointまで全部親切にコピーして下さって、1から自分で準備することを思えば、夢のような話。

 日本の短大や大学で授業を担当していた時と比べて、アメリカでの授業準備には莫大に時間がかかってしまう。もちろん、英語力の足りなさがかなり関わってくるんだけど....どちらかと言えば受身の日本人の学生と比べて、アメリカの学生は、とことん突っ込んでくる。レポート課題に対して、「なんで、これA-なんですか?私は完璧だったと思ったのに!」なんて、付けた点数や評価にクレームがつくこともある。そういうこともあるので、前もって採点表や採点基準をしっかり作成して、説明しておかないと、後が大変!また提出課題に対するフィードバックは、できるだけ的を得た具体的、建設的なアドバイスを心がけないと、こちらの能力が疑われてしまう。さらに、試験の数週間前には、スタディガイドを作ってあげて、どういうことを勉強したらいいかという手ほどき。こういうことは、日本では考えもしなかったこと。

 まあ、こういったことは、自分の勉強にもなって、プラスにはなるんだけど~。時間の管理が難しくって!家族の世話と博士論文の両立だけでも、パニックになっている私には、とてもアメリカで一人前に仕事していくなんて、不可能なワザのように感じる毎日です。

 



 


コメント (3)
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