月下樹のおと

樹月けい、オタク母のブログ。アニメ・漫画。お絵かき展示等。義母の介護終わり、義父のご飯お手伝い中。

5/25 清水宏と小倉あんこの空飛ぶコラボ 観劇

2024-05-31 18:21:22 | 感想★アート演劇 映画ドラマ アニメ等

5/25(土)
清水宏と小倉あんこの空飛ぶコラボ 
(丸亀編)

昼間は三女の
中学最後の運動会。

夜は、商店街で観劇!


小倉あんこさんは
以前から市民劇等で関わりあり。


清水宏さんは
もう何年前になるだろう。

高松で最初に
スタンダップコメディの公演を
された頃に拝見してから数回…

けれどそれから
ずっと観る機会がなかった。


とにかく、
最初に観た時のインパクトが凄かった
清水宏さん。

今回、
近くに来られることを知り、
せっかくなので観たかったのだ。

……………………

最初は、
あんこさんの即興芝居から。

お客さんが
事前に書いた言葉を引きつつ
即興で芝居を進めていくもの。

笑いとともに場も和む。


そして、
清水さん。

そうだった。この感じ!

普段、
面白くても
笑いのリアクションが少ない自分が
これだけ腹を抱えて笑えるなんて。
かなりの腹筋運動だったと思う。


清水さんの外国でのエピソード。
たぶん一度
聴いたことはあると思う。
それでも
涙が出るほど笑ってしまう。

それが…
いつの間にか別の涙に。


自分の中の切実さと相まって
心にガツン。

人間誰しも
壁にぶち当たることがある。
相容れないことに
絶望的になることも。

あれから数年
自分にも色々なことがあった。

清水さんの話とは
全く違うけれど
切実さの部分で
響くことがあったのだと思う。


笑いながらも
奥歯を噛みしめ
勝手に流れる涙が
止まらなかった。


そもそも
事態は無理ゲー。
うまくいく見込みなど
全く想像できない状況。


暗い岩場で
必死にあがくような
切羽詰まった気持ち
だったのが…

最後のオチで
ぽっと心に明かりが灯った。


ストンと
腑に落ちる感覚。

理屈や
何かの方法論じゃなく。


あ、
これもアリだな、と。



生きるか死ぬかの瀬戸際で
相手をヤるか
自分をヤるか

相手をヤるくらいなら
自分を…と思いがちだけど

こんな
突拍子もない
飛び込み込み方も
アリかな、と思えた。

当たって砕けろ
じゃないけれど。


そこには
言い古されたような
無責任さは感じず

よく分からないけど
地の底から湧いて出る
血のアツさのようなものを感じた。


どちらかじゃなく
どちらも。
もちろん
自分が消える必要もない。


これは…
自己肯定感の低い
自分にとっては
なかなか良い感覚だった。


うまく言えないけれど。

定期的に
摂取すると良いんじゃないかと。

ヤバい時でも
それを上回る
ヤバいノリで復活できそう。


………………


休憩を挟んで…

清水宏さんと
小倉あんこさんの
コラボ!

二人で即興芝居。


設定など
お客さんから
希望を聞いて
そこからスタート。


途中で、
例の紙( 言葉 )を引いていく。


どう転んでいくか
分からないドキドキ感。

まさかの展開も
面白かったー。


どちらにしても
2人の間で交わされる
キャッチボールが
いいなと思った。

片方が投げかけたものを
受け取り、返す
そのやり取りの繰り返し。

その時、
そこで生まれるものを
一緒に楽しむことができて良かった。


体の疲れも
忘れてしまうひと時だった。


ありがとうございました!



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

5/25 三女中3 運動会

2024-05-30 15:53:29 | 子ども ボランティア 読み聞かせ

5/25(土) 三女中3運動会
よくがんばったー!!
放送部のアナウンスも
できて良かった!

三女、
メガネの滑り止めを忘れたのを
次女が急きょ届けてくれて
助かった!

そして、いいものも見られた。

そんな三女の発見も
大いに讃えたい。
────────

それは
最後のプログラム。

踊りの始め、
機材トラブルで
音楽が止まってしまった。

音と音の合間。
ピタッと動きを止めて
次の音と共に
動き始める、というところ。

しかし、音楽が始まらない。

その間、
ずらっと並んだ生徒たちは
誰も動かず
じっと手を掲げたままの
ポーズで止まっていた。

………………

その時の様子を
三女が後で話してくれた。


普段なら
おちゃらけた人などが
ポーズを崩したり
私語したりしそうな場面。

でもその時は
誰も動かなかった。

後ろにいた自分には
それが良く見えた。

こんなに皆の気持ちが
揃っているなんて…
感動して
ちょっと泣きそうに
なったのだと。


後で、
先生もそのことを
とてもほめてくれていた、
という話だった。

………………

三女が運動会の練習に
参加できたのは
3回くらい。

昨年は
今年より参加できており、
 
踊りの出来栄えによって
先生から声がかかり、
前の方へ移動になることも
あったようだ。

しかし、
今回は時間も短かったため
最後列で納得していた。

(隊形移動でサイドに動く
ことはあったが)

そんな三女

音が止まっていたその時

大勢並ぶ人たちの
ピタッと止まった姿を
後ろの端から見ていたのだ。

数秒の沈黙。

特に
説明のアナウンスもないまま、
初めの音から再スタート。

その時の、
すごかった!!
という感動を思い出して
繰り返し繰り返し
話してくれた。


確かに
見ていた私も、
音が止まったから
待っているんだろうな…
とは思っていた。

けれど、三女が
そんなに感動していたとは
話を聞くまで分からなかった。

改めて
大事なことだと思った。

そういうことを特に実感できて
良かったねと話し合った。

…………………

色々な体調の人
色々な事情のある人
そして
色々な能力の差もある。

そんな中、
大勢で踊りを揃える…
出来栄えを目指すことは
難しいのでは?と
常々思っていた。


ただ、
色々な事情があっても

あのような時、

それぞれが意識して
動かずにいたこと、
その部分を
揃えようとしたことには
大きな意味があると思う。

それこそが
大いに讃えられること
ではないかと。


そんな瞬間に出会えて
良かった。

そんな発見ができて
良かった。

…………………

三女が
運動会に出たくないのなら
それでも良かった。

けれど
彼女は出たかった。
小学校の頃から。


小4から続く不登校。
運動会に出るには
特に踊りの練習が必要で。

毎回、悩ましい問題。


同じ場で、
同じ動きをしたいのか?

他の子とは違う
参加の仕方でもいいのか?

本人の希望はどうなのか?

同じ場合、
違う場合、
そのどちらにしても、
どれくらい
どんな練習の
参加をすれば叶うのか。


先生と打ち合わせを
重ねることもあった。


ただ、
進捗状況を
一保護者が把握するのは難しく

毎朝
行けるかどうか、
見極めるので
精一杯でもあった。

そんな
毎年の運動会。


けれど、三女には
強力な助っ人がいた。

小学校からのご近所友達。

彼女はダンスが得意で、
小学校の頃も
よく教えてくれていた。


そして
中学校では
他にも親切な友達が
何人かできたようだ。

時々
休みの予定が合う日には
一緒に遊ぶこともあった。


そんな友達で、
ダンスリーダーの子たち二人も
休みの日に
細かいところを教えにきてくれた。

練習用に
後ろからの動画も
撮ってくれていた。


そんなこともあって、
三女は
遅れていた練習にも
自信を持って参加できた。


本当に
ありがたいことだと思う。


大きな集団では難しい部分を
個人の働きかけで
補ってくれた。


当日の、多くの人の
目には留まらないけれど、
大切な過程を経た
運動会だったと思う。

………………………


ちなみにその日、

次女は15時から
バイトが入っていて
見に行くか
どうしようかと迷っていた。


たまたま
私が早めに行って、

三女のアナウンスを聞いた後
彼女に会ったことから、
メガネの滑り止めを
忘れたことを聞かされた。

(踊りの勢いで、メガネが飛ぶので
ソレが必要らしい)
 
けれどすでに
3年保護者が入場を待つ
列ができており、
自転車で行って帰ると
完全に出遅れになってしまう。


急きょ
次女に連絡すると、
持ってきてくれることになった!

せっかくなので
3年のプログラムも一緒に観覧。


三女の姿を見ていた
次女の目に涙。

ちゃんと出来てるやん…

競技の
大縄跳びも
引っかかることなく、
踊りも
遜色なく出来ていた。


妹のことを思うあまり
きつい口調になることも
ある次女だけど、

根は
アツい気持ちの持ち主なのだ。


結果だけでなく
過程を知ってくれていた
からこそ、かもしれない。



これまで
一人で観覧することが
ほとんどだったので、

こうやって
感動を分かち合えて
嬉しかった。


運動会のすべてに
ありがとう!

皆さま
お疲れさまでした!


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

5/18 三女 友達と運動会の踊り練習

2024-05-20 22:59:44 | 子ども ボランティア 読み聞かせ

週末に三女の友達3人!🙋🙋🙋
運動会の踊りを教えに来てくれた✨

近所の友達も、
以前から教えてくれていたけれど
この日はダンスリーダーの
友達を連れてきてくれて。
詳しいところも!
後ろからの動画も撮って!

三女「これで自信持って
踊り練習に参加できる😭」と感激。
今週一日目は全日登校。
練習にも参加できた。
…………………

先週は一日目、不調ながらも登校。
腹痛ひどく学校より電話受け、
給食のあと連れて帰った。
その週はずっと欠席。家でもしんどくて
ほとんど横になっているような生活だった。

けれど、友達が来たら起きられて😳
友達宅のガレージへ練習しに行った。

その後、海が見える河口近くへ
遊びに行っていたらしい。
三女の好きな場所。
なんかエモい写真を撮ったらしく
色々見せてくれた。
うーん青春✨
三女いわく” 友達には恵まれている “
良かった。ありがたい。
友達にしか できないこともある。

最近、学校で友達できたと
話すことも増えた。
本人も、学校での人付き合いに
ちょっと自信ができてきたようだ。

小3頃、クラスの女子から
当時の本人にとっては深刻なことを
言われていたということを…
先日、何かの拍子に話してくれた。

あ、あの頃言えなかったことって
ひょっとしてコレだったかも?

本人も、後に本を読んでいて
あれは“ イジメ ”だったのかも
と気付いたと言っていた。

確かに。ちょっと複雑で
低年齢の子には戸惑うことかも。

まったく否もなく
キツく言われる筋合いのないこと。
だけど…女子あるある。。。

詳しくは分からない。
問いただしてはいない。
けれど、いくつもの ”なぜ?“
その一つが少し見えた気分。

そしてそれを
本人自身が気付き受け入れ
次へと目が向き始めているようで。

これまで数年の、
演劇のワークショップなど
人と関わる活動が、
プラスに働いているのだろうと
本人も言っていた。

それ以外にもきっと
ひとつひとつの学校行事への参加も。
他の人にはないハードルを
越えてきた。

そんな小さなピースが
ひとつ、またひとつと
パズルを埋めてきたような
気がする。

まだまだ
カタチにはならなくても、
ひとつのピースは
無くてはならない大切なもの。

今週末の運動会も
その一つ。

明日はどっちに転ぶか
分からない毎日だけど😅
その日その時を
何とかしていけたら
まずは良しとしたい。

とにかく
友達ありがとう✨✨✨
三者三様な彼女たちが
いい感じに繋がっていることも
すばらしいなと思っている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

5/15 長女帰省 実父月命日

2024-05-16 18:53:01 | 子ども ボランティア 読み聞かせ

長女 大阪より帰省!
GW仕事の繁忙期のため。
実家で昼ご飯(ごちそう✨)
昼過ぎ次女 岡山より戻り
迎え→実家で昼ご飯😋
その間、🏥義父面会
一日一名(長女のみ)

三女、頭痛腹痛で🏫休み
運動会に向けて部活で
アナウンス準備…行きたい
放課後タイミングで調子確認
無理みたい…欠席連絡💧残念

長女、次女、母と墓参り
5/15 ちょうど実父の月命日
一緒に行けるのはレア!
15日割引🍓大福も買って。

その後、長女は
バイト時代お世話になってた
寳月堂さんへあいさつ🙇

色々てんこ盛りな一日。
ちょっとしたハプニングもあったけど何とか…良かった。

私は2時間しか寝ておらず
夕方うとうと…
学校からの電話19時前
気付いたのにうまく取れず
かけ直しできない時間😭
わりとこんな日が多く
いつ電話あるか分からず
夕方の頃は悩ましい時間だ😅

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

5/11(土) 朗読劇『小さな家族草子』観劇

2024-05-13 18:46:43 | 感想★アート演劇 映画ドラマ アニメ等




5/11(土)
『小さな家族草子』


阿波おどり&ミュージック
コティ
( 徳島駅近く、ぽっぽ街 )

市民劇でお世話になった
明樹由佳さん。
劇団まんまる
の皆さんとのコラボ公演。

『家族草子』という
台本を手にしながらの演技、
朗読と芝居を融合させたもの。

朗読劇の
色々な可能性を感じた。

演劇は敷居が高いと
躊躇する人も、
これなら
出来ることがありそう。

楽しくできる
入り口になりそうな。

今回、
観る機会ができて良かった!

…………………

❲ 劇団まんまる ❳
「心浮く二拍子」
作・清水宏香( 劇団まんまる )

阿波おどりの楽しさ、
心が浮くという感覚。
亡き母との思い出を胸に
この先へと進む彼女の
これからを応援したい
気持ちになった。


❲ 家族草子 ❳
「準備万端」
作・森浩美 
双葉文庫
『終の日までの』所収

終活に目覚めた母と
それに付き合う娘の
やりとりが面白く、
あたたかい気持ちになれる
家族のお話だった。

…………

どちらの作品も
ちょっとした
日常の場面ではあるが

人生の行く先を
ふと考えさせられたり

今あるものを
大切にしたい気持ちになった。



色々な家族がいて
色々な関係がある。

その中の
ある場面を目にして、

自分の
過去を振り返ったり、
これからのことを
考えたりした。


まったく同じ
境遇ではないけれど、
より身近なリアルを
呼び起こされる
感覚だった。


………………

朗読劇、
というやり方も
面白いと思った。


大がかりな
物や場所も要らない
シンプルさ。

そして、
台本を持ってできること。

セリフを頭に入れて
立って演技ができるまでには
それなりの期間や
個々の稽古も必要になる。

色々な事情で
それが難しい人も
これなら
入りやすいかもしれない。


間で
色々な動きはあったものの、
基本的には
椅子に座っての朗読&演技。

(ここでは、高めの座面の椅子
いわゆるカウンターチェア)

動きに制限のある人も
参加しやすいだろう。


そういう意味でも
色々な可能性がありそうだ。



公演後、明樹さんと
そんなお話もした。


そして、
今回どういう作品を選んだか
ということも。


確かに、何でもいい
というわけではないだろう。
ボリュームや内容
配役も考えて…

なるほど、
と思うお話も色々。

押さえておくポイントは
ありそうだ。


悩んだ時に、
明樹さんのように
意見を聞ける人がいる
というのは
ありがたいことだと思う。

( 実際 明樹さんは、
そういう 不安や疑問を
投げかけても、
真摯に応えてくれる
安心感のある存在なのだ )

……………

演じることが、
私たちの日常に
自然に溶け込める
やり方があったらいいな。

頑張り過ぎなくても
楽しく取り組めたらいいな。

そういう演劇も
あっていい。

それなら
演劇になじみのない人も、
演劇は難しそうと
尻込みする人も
気楽に一緒に楽しめそう。

そんなお話で
盛り上がった。

……………


そんなふうに
明樹さんとお話するうち、
成り行きで
他の方とのお話に
交じることになった。

視覚障がい者の
伴走をされている方。

新たに知る分野。
演劇と繋がる
活動ができるかも!
というお話。

これもまた
新たな出会い。


同じように、
演劇を通して
新たな可能性を
見つけようとしている
人がいるのだなと
嬉しくなった。


今回の公演そのものも
良かったけれど、
こんなお話を通して
考えるきっかけや
出会いなどもあり、
本当に良い機会だった。

皆さま
ありがとうございました!



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

4/29 岸本景子監督特集 映画『あずさとさんぽ』 『HEAVEN』感想

2024-05-11 00:22:00 | 感想★アート演劇 映画ドラマ アニメ等

4/29(月祝)
三女と大阪 2日目

シアターセブン (大阪 十三)
「岸本景子監督特集」

『あずさとさんぽ』
『HEAVEN』
………………

『あずさとさんぽ』

場所は総社市。
引っ越しのため、
家を探しに来た親子3人。
小学生のあずさは
引っ越したくない様子。
ふとしたことで親とはぐれ
あちこち歩き回るうちに…

舞台挨拶の中でも
話されていたように、
子どもの視点になって
一緒についていくような
気持ちになった。

3.11後の作品。  
その頃の移住に対する
世の中の雰囲気も
気になっていたとか。

……………

『HEAVEN』

監督の初作品。
舞台挨拶では
意外なきっかけから
撮ることになったエピソードも
面白かった。


家を出た人、
家に残った人、
それぞれの思いを
考えさせられた。

立場や境遇は違っていても、
気持ちの面で
自分にも重なる部分があった。


重く肩にのしかかるもの。
なぜか自分でも下ろせないもの。
もっと軽くできたらいいのに。

境遇は違っても
誰もが何かを抱えている。
身勝手ではなく
もっと身軽になっていい。



舞台挨拶での話。
許しを与える人、
存在していい、
あるがままでいい、
というような話。

そうだなと思った。

天国のような楽園は
現実の世界には
ないのかもしれない。


自分たちの手で
作るしかない。
手の届くところからでも。

そうやって
世の中も変わってきた。
時代の変遷を思う。


法律のことに
関わっていたという
監督の経緯も
今回初めて知り驚いた。

この作品も
そんな視点があったとは。

…………………

監督の作品づくりが、
身近な疑問や問題、
その地域に目を向けている
ことなど…

共感できるなと思った。


今回、
パンフレットに
監督のプロフィールや
これまでの作品の解説など
書かれてあった。

映画制作の
もとになった考えや
背景などを改めて知り、

ああ、そうだったのかと
思うことが多かった。


日常の中で
生きづらさを感じる
人の目線が
大切にされている。

このパンフレットも
色々な人に
読んでもらいたいと思った。

…………………

自分は
文化芸術の分野に
興味があるけれど、

いわゆるプロでもないし、
芸術性の追求というより
それらを通して
自分たちの日常が
より生きやすくなれたら、
と思っている。



現実的な
生産性や効率などでは、
価値がないと
切り捨てられるような
ものの中にも
大切なものはある。


映画など
文化芸術の分野を通して、
一方向だけでない
色々な視点を持つことが
課題解決にも
繋がるのではないかと思う。

………………

2日目の終わり、
皆さんとの食事。

電車の時間があり
途中退席だったのだが

最後の方に、
地域の行政の方と
そんなことを
お話することができた。

たぶん初対面、
お話している中で
行政の方だと
気がついた次第。

同じようなことを
大事にしている人が
この地域にもいるのだと
嬉しくなった。

丸亀市で
活動していることについても
お話させてもらった。


今回、
ちょっとした合間ではあったが
お話できて良かったと
思うことは沢山あった。


三女も
なかなか大人の食事の席に
参加することはないので
興味深かったらしい。

色々な大人の話も
聴けて良かったと思う。


……………

この2日間、
舞台挨拶などご一緒し、
お世話になりました!

岸本景子 監督
竹田朋子 さん( 母親役 )
福永信也 さん( コーディネーター )
川瀬陽太 さん( 地元の漁師役 )
石垣のぼる さん( 祖父役 )

別日で
お会いできませんでしたが

倉増哲州 さん( 父親役 )
堤健介 さん( 脚本 )

また
機会があれば
よろしくお願いします!

…………

余談ですが😊

1日目、
舞台挨拶のために
控室でいたところ、

一緒に
舞台挨拶をする
俳優の
川瀬陽太さんも居られました。

監督が、
「友達迎えに行ってくる〜」
と言って出られて

私と三女と
川瀬さんだけになり。


実は撮影では
ご一緒したことがなく
リアルでは初対面。

テレビで見かける俳優さん…
一瞬
何を話せばよいかと
慌てたけれど

とても話しやすい方でした!

テレビでの
強面の刑事役などの
イメージがあったけれど
実際は
気さくな方で😊

コロナ禍で
現場大変だったですよね
的な話から、

地域の祭りなど
一度中断した行事の
継続が難しいんですよねー
など、
私の話にも
色々こたえて下さり…

開場したのも気づかず、
監督が呼びにくるまで
話し込んでおりました。

本当に
ありがたい限り。


そんなこんなで
ミーハー的ではあるけれど
それも含めて
良い機会でした。

お世話になりました!


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

4/28 岸本景子監督特集 映画『ある夏の送り火』感想

2024-05-10 00:15:41 | 感想★アート演劇 映画ドラマ アニメ等











4/28(日)三女と大阪
「岸本景子 監督特集」
大阪 十三 シアターセブン
映画『ある夏の送り火』
三女も撮影に参加した作品。
上映後、皆さんと一緒に登壇。
最初は緊張してたようだけど…
何とか話せて良かった!

…………………

岸本景子監督とは
2015年、
『ある夏の送り火』撮影の時
初めてお会いした。

おじいちゃん役の
石垣さん繋がりで、
三女の和泉に
お声がかかったのだ。

もともと
石垣さんとは2006年に
琴平の金丸座で行われた
市民劇“さぬきシェイクスピア”
で、ご一緒していた。

その後、
石垣さんが2013年に出演した
映画『しあわせ獅子あわせ』に
次女も出演することになり、
お会いする機会も増えていた。

そんなご縁もあり、
参加することになった
『ある夏の送り火』。

あの撮影から9年。
改めて映像の中の
我が子の姿を見ると、
時の流れを感じる。

色々なことがあった。
自分にも家族にも
彼女にも。
そんなリアルと重なって
感慨深かった。


この映画に
参加することができて良かった。
普段なかなか
会う機会は少ないけれど、
Facebook等で
繋がってきた縁に
感謝している。

…………………

三女は
映画の中では
事故で亡くなってしまう役。

生きていれば
こんなに大きく成長して
いたことだろう。


映画の小道具には、
うちの子どもたちが
実際に使っていた
幼稚園のかばんや制服、
衣類などもあった。

実際使っていたものなので
ひとつひとつに思い出がある。
映画の中で
それらが目に入ると
そんな思い出がよみがえった。


物語の中の母親が、
亡くなった我が子の
ものを捨てられず、
夫に責められる場面があった。

時が経った今
よけいにその時の気持ちが
分かるような気がした。

一観客として
だけでなく、
より個人的な気持ちも
重なっていた。

……………………

そして、
現実と重なり合うからこそ
生きていれば…という
感傷的な気持ち
だけではなく

生きているからこそ
生まれる、
重いものも感じていた。

撮影時、
三女は幼稚園の年長、5歳児。
義父母含め
家族が混乱の最中だった。


前年、
要介護の義母(三女の祖母)
が亡くなり、
そのあと長女が不登校に。

それより前、
義母が入退院を繰り返す
ようになった頃から、
私は次の世代として
地域の女性の役割を
担うことも増えていた。

家庭内では
初めて直面する問題が多く
子どものことは
二の次三の次状態。


三女は
幼稚園児だったが、
自分がしっかりしないと
…というような
振る舞いも見られた。

ちょっと
過剰適応の傾向を感じ
気がかりではあったが、

その時すでに
自分の鬱傾向が進んでおり
何かできる状態ではなかった。


その後
小4で不登校が始まるまで
優等生的だったけれど、
ずいぶん無理があった
のではないかと思う。

現在、中3。
色々な局面を経て今。

あの時、終わっていれば
こんな思いをすることも
なかったのかもしれない。

しかし、これが
生きているということなのだ。
その重さとともに
噛みしめる思いがあった。

…………………

映画の中のお母さんは、
三女演じる娘が亡くなった後
鬱になり、家族とぶつかる
場面も描かれている。

実際、自分もその後
心療内科に通うようになり
8年が経つ。
その間、何度か作品を
観る機会があったが、
少しずつ感じることも
違っていた気がする。


鬱になり、最初は
家庭外の人との関わりが重く、
距離を取るようになった。

しかし、何年も続くうち
家庭内の人との関わりも
重くなってきた。

家族それぞれ、年齢を重ね
置かれた状況も変化していた。


考えや感じ方の
ズレによる衝突が生まれる。
それは、
特に問題を抱えてなくても
どんな家庭にもありそうなこと。

しかし自分が
それを受け止めるだけの
余力がなかったのに、
それぞれを全て
受け止めてしまったのが
良くなかった。


いわゆる他人なら
やりすごせたのかもしれない。
しかし身内、しかも
懸命に関わってきた存在との
衝突はダメージが大きかった。
鬱の初期になかったような
危機も感じた。

大切な家族、
だからこそ辛い境地。

映画の中でも
それぞれの役に
分かり合えない思いが
あることに胸が傷んだ。

でも、
それは当然
なのかもしれない。

誰かの
人間性の問題でもない。

そして、
家族という小さな集団は
時に追い詰められがち。
抜け出せないループに
はまることも
あるのではないかと。

そして、
映画での
送り火の光景が目に浮かんだ。

そんな家族にとって
これは
必要な場だと思えた。

…………………

送り火は、
お盆が終わり
亡くなった人の魂を
あの世へ送る地域の行事。


地域に
“祭り”は よくある。


自分の地域にも祭りはある。
村の講中で
獅子舞をしたり
神輿を引いて回ったりする。

しかし、
喪中には参加できない。

義母の喪中が明けても、
神社の祭りで
楽しそうな祖父母と孫の姿に
疎外感を抱くことはあったので

弔事の際は控える
という慣習は理解できる。


祭りは
喜びを共有する場。

しかし、
悲しみを共有する場は
あまりない。


改まって語り合う場や
専門的なケアも必要だが

何となく一緒にいて
たわいもない話をしながら
その中で
ふと漏れ出すものを
受け止め合える場も
必要なのではないかと思う。


あの家族にとって
送り火の場面が
そんな場のような気がした。

映画の中では
そこへ出向くのに
何年もかかっていたようだ。

それほど
前へ進むための
一歩は重く大きい。


そして、
そんな場があっても
すぐさま何かが
解決できる訳でもない。


しかし
受け止めてもらえると
思えることが始まりとなり、
ほんの小さなことから
次へと繋がるのではないかと思う。


残念ながら
あの送り火は、
一度復活しながらも
コロナ禍もあり
今は途絶えているそうだ。


もとのカタチではなくても
何かのカタチで
繋がっていけたらなと思う。

この作品は
そのひとつかもしれない。

映画での
物語は終わったけれど、
あの家族は、
これからも続いていく。

同じように、
この世界で生きている
自分たちも続いていく。

なくしたものも
見つけたものもある。
今この場所で
探し続けている人がいる。


今回の
映画祭を通して
そんなことを肌で感じられた。

行けて良かった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

4/24 ありんこ企画 「やってみよう! 感じてみよう♪即興芝居」参加

2024-04-26 15:11:03 | 感想★アート演劇 映画ドラマ アニメ等

先月からスタートした
ありんこ企画
「やってみよう!
感じてみよう♪即興芝居」

第2弾
4/24(水) 19-21時
マルタス 
オープンラウンジにて

あんこさんの
即興芝居のワークショップに
参加しました!

……………………

丸い円に並べられた
椅子に座ったところからスタート。

今回も
楽しいゲームたくさん。


それぞれ歩いてみる中で
いろいろ…

拍手まわし
いろいろ…


次はどうする?
グループの一人に
声かけて
イエス、ノー
その時、周りの人は…


ゲームをやっていく中で
色々な感想を
話し合うのも楽しかった。

それを受けて
あんこさんの話も。

私たちの日常と
繋がることも多く、

ハッとしたり
大切にしたいと
思うこともたくさんあった。

……………………

普段、
人とのやりとりは、
うまくやらなきゃ
合わせなきゃ…と
考え過ぎてしまうことも多い。

けれど、
こんなゲームを通して
もっと感じたままを
出してもよいのだと思えた。

そして、
相手がどうしたいのか
考えることも
大事なのだと。

それが
即興の芝居に繋がっていく。

……………

また、
周りの人のリアクションも
大事だと思った。

ノーと言われた時に
周りの人は
「ナイスチャレンジ!」
と声をかけるだけ…

でもそれが
意外と嬉しかった。

うまくいかなくても
周りの人が温かく
声をかけてくれると
気持ちが軽くなるのだ。



ゲームの中では、

ノーと言う場合も
ノーと言われる場合も、
冷たい
否定的な感じがしない。

単に意見が違うだけで
温かい
肯定的な感じがする。

それが
ゲームのルールではある。

でも
実際にやってみるのは
大事だと思った。



トライアンドエラー、
失敗を恐れるな、
などと言われたりするが、

やはり
失敗は嫌なもの。
失敗できない場合もある。


そんな中、
心置きなく失敗できて
重くもならない。
失敗の先にも
楽しいことがある。
そもそも
失敗という考えにもならない。

とにかく楽しい。


時々こういう体験を
したほうがいい。

楽しい積み重ねこそが、
次やってみよう
という気持ちに
繋がる気がするのだ。

………………

時回は
5/15(水) 19:00-21:00
いつもの マルタス 1階
オープンラウンジで!


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

4/20 歌謳歌 Utaouka 2024 ★市民劇丸パラメンバーも参加

2024-04-21 18:03:03 | 感想★アート演劇 映画ドラマ アニメ等

Plus Präparat
(プルス プレパラート)
コンサート
歌謳歌 Utaouka 2024

4/20(土) 14:00〜
マリンウェーブ
マーガレットホール

市民劇 
丸亀ユートピアパラダイスでは
私たちに歌の指導を
してくれていたエミさん。

そのエミさんが活動している
プルス プレパラートの
コンサートへ!

………………


市民劇のメンバーも
何人か行くとのことで、

市民劇で歌った
「みんなの☆ユートピアパラダイス」
ステージで
歌うことになっていた。


第1部終わりの休憩時間に
舞台裏へ集合。
簡単な打ち合わせだけで
いざ舞台へ!

久しぶりに丸パラの歌を
皆で一緒にステージで歌えた。

…………………………

コンサートは、
主にカラオケ大会等で
実績のある皆さん。

さすがの歌唱力。

懐かしい昭和平成の名曲や、
エミさん作詞や作曲の歌も。

会場も手拍子でリズムに乗ったり
歌に聴き入ったり。

歌中心のプログラムもあれば、
ものまねも!
歌や衣装がソックリだったり
歌って踊って
見ていて楽しいプログラムも。

あっという間の2時間だった。

……………………


開場の30分前から
入場を待つ人の列ができていて
大盛況でした。

最初は、
市民劇メンバーが
どこにいるのか見つけられず、
一人ドギマギしたけれど

無事
合流できてホッとしました。



コンサート自体も
楽しかったけれど、
皆さんと会えたり
一緒に何かできたのも
楽しかったです。

エミさん皆さん
良い機会を
ありがとうございました!

また
こういう機会がありましたら
どうぞよろしくお願いします。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

4/14 「ワレワレのモロモロ」ワークショップ 参加

2024-04-16 22:38:26 | 感想★アート演劇 映画ドラマ アニメ等

「ワレワレのモロモロ」
ワークショップ

2024.4.14(日) 13:00-16:30
四国学院大学 ノトススタジオ

《ワレワレのモロモロとは》
   ↓ノトススタジオHPより

ハイバイ主宰で劇作家·演出家の
岩井秀人さんが全国各地に赴き、
ライフワーク的に取り組んでいる
企画「ワレワレのモロモロ」。
参加者自身が
「自分の身に起こった
話を書き、演劇化する」という
この企画を
ワークショップとして体験。
…………………

定員は10人。
いわゆる外部のワークショップに
参加するのは久しぶり。
演劇経験ある人も多いのでは…と
行く前から緊張でドキドキ。

結果、
演劇関係の人ばかりだった。
けれど、
市民劇のメンバーも2人いて
少しほっとするスタートだった。


講師は岩井秀人さん。
劇団ハイバイの主宰。

昔、ノトススタジオで、
ハイバイの「て」という作品を
観たことがある。

個人的に好きな、
心のお守りのような作品。

自分が見ているものが
全てではない。
だから、
どんなに打ちひしがれたとしても
どこかに救いの余地はある。
とSNSで感想を書いていた
2013年。
まだ心療内科に通ってなかった頃。

その後バランスを崩し
病院に通い始めるのだが、
さらにまたキツい状況にもなり、
このお守りを
何度思い出したことか。


そんなこともあり、
今回、ハイバイの岩井さんの
ワークショップがあることを知り
申し込んだ次第である。

………………………

ワークショップでは
参加者が
それぞれのエピソードを話し、
その中で再現できそうなものを
何人かで演じてみた。

基本的に
こりゃヒドいと思うような場面。

登場人物の
動きや言葉を
ひとつひとつ振り返りつつ。


ひと通りやった後、
本人が演じる本人役を
別の人が代わってやってみたり。

もし、
その場面の後は
どんなだったろう。
こんな場合は?という
場面もやってみたり。

それを観て、
感じたことを話したり。

………………

私のエピソードも
やってみることになった。

他の人が演じる自分を見るのは
ちょっと不思議な感覚。


そして、
もしもその後〜〜だったら
という場面も観て、
ちょっと泣けてきたり。

うん、これは
私が見たかった場面かも。
現実にその場では
見られなかった場面だけど。



でも、たぶん
見てないだけで
そういうこともあったのだろうと
頭の中では想像していた。

何年も経って
心の整理はついてた
つもりだったけど、
実際に目の前で見ると
ちょっとこみ上げるものがあった。

他の人の
演じている姿ではあったが。

(それだけ、演技的に
すばらしかったのだとも思う)

見ることができて良かった。


そんな
エピソードの中の例の人は、
今はもう雲の上。

まさか自分のことが
さんざん話題になっていたなんて、
びっくりだったろうな。

…………………


今回の参加者は
演劇に関わりのある人ばかり。
けれど
よくよく話を聞いていると、
どうやら
人付き合いは得意じゃない
という人が多かった。


つまりは
普段から自分のことを
ぐいぐい話さないタイプ。
まさに自分もそのタイプ。


今回のワークショップでは、
普段は話せないようなことも
話すことができた。
特に、内面に触れるような内容も。


そういうことを
じっくり話したり
聞いたりできたのは
良かったなと思う。


そして、
皆で演じてみる中で
一見、理解できないような言動も
少し違う視点で観ることができた。


何より、
演じたり観たりしていると、
衝撃的、悲劇的な場面ではあっても
どこか面白く感じたりもした。

そして
単なる観客という立場ではなく、
その場で言葉を交わす数人と
何かを共有しているという
感覚も生まれていた。


初対面の人もいて、
自分より演劇経験もありそうで、 
最初はちょっと
気後れもあったけど、
だんだん近くに感じられた。

良い時間だった。

…………………


余談になるが…

意外だった共通点。
他の人の話を聞いていて。


人は
極限に達すると歌いだす、
のかもしれない。

よかった
私だけじゃない!!



そういえば
他にもあったな…と
帰ってから思い出した
極限の行動。


ペンで
自分の顔やら手足やらに
ひたすら書き続ける行為。

電源も切れず
危険な暴走の方向を変える
手段としてのソレ。


きっと
人や場合によって
良くない衝動も色々あるだろう。


外に向けられるか
内に向けられるか
という違いもあるが。


大人も子どもも
どんな人も

よく分からない
意味の分からないことでも、
ひたすらやってみるような
機会があってもいいと思う。

うまく表現できなくても
ただただ表出するのも良き。


分からないことも
面白がれる、
そんな場もきっと必要。


終わってから
そんなことも考えた
ワークショップだった。


皆さま
ご一緒できて楽しかったです。
ありがとうございました!



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Twitter