2023年 ala Collectionシリーズ vol.14
「フートボールの時間」
【丸亀公演】
11/7(火) 18:00〜
アイレックス・大ホール
三女と一緒に観劇!
丸亀高校演劇部が舞台化し、
全国高等学校演劇大会で
最優秀賞を受賞した作品を
瀬戸内美咲さんの 潤色・演出で!
………………
ボールを蹴る彼女たちの姿に、
心踊り、心震え
熱いものが体を駆け巡りました。
自分のやりたいことは何なのか。
そしてそれを大切にすること。
今を生きる私たちにも通じる
葛藤を感じて、
励まされる思いでした。
………………
大正時代の女学校。
良妻賢母が求められ
まだまだ女性の活躍の場が
制限されていた頃。
ボールを蹴ったり走ったりなど
世間一般では
受け入れられなかった。
それでも
フートボールに魅力を感じ
没頭する女生徒たち。
その姿を写真に撮り、
一人前の写真師になることを
切望する若い女性。
そんな時代の中で
もがきながらも
自分たちの求めるものを
掴もうとする姿に心打たれた。
やりたいことがあっても
女であるから選べない。
似たようなことは
今の時代でもあると思う。
女だから、だけでなく
〇〇だから、と
当然のように制限されたり
自分自身でも諦めたり
することは多くある。
納得いかない現状を
変えるために闘う。
そんな人たちがいたから
その意思が受け継がれ、
今に繋がっているのだと
思った。
それは
その人の個人的なものだった
かもしれない。
うまくいかずに消えていった
思いもあるかもしれない。
けれど、
その一つ一つが存在したことで、
それがいつか大きなうねりになって
多くの人の思いを叶える力に
繋がったような気がする。
そして今、
自分が立つ場所で
悩みもがく
ちっぽけなことにも
大きな意味があるような気がした。
そう感じた時に
熱いものが体を駆け巡った。
そして
目に見える彼女たちの姿、
ボールを蹴る
躍動感のある姿に、
自分も引き込まれた。
客席のシートに座りながらも
同じように自分も躍動し
力を込めてボールを蹴る、
そんな感覚になった。
それは一瞬のできごと。
舞台の上の限られた空間。
ボールの動きは
大きくないはずなのに、
広野を駆け抜けるような
エネルギーを感じた。
カーテンコールには
大きな拍手。
観にいけて良かった。
…………………
公演は、
このあとも各地を回るとのこと。
応援してます!!
皆さまが健康で、千秋楽まで
駆け抜けていかれることを
願っております。