上海のタクシーは中国の他の地域と比べても安全です。
多くのクルマにはGPSが付いていて会社に監視されている他、客からのクレームに対しての運転手への罰則が厳しいよう。
一般的には大衆(水色)、強生(オレンジ)、錦江(白)、巴士(緑)、海博(青)あたりのタクシーが「安全」と言う感じでしょうか。
そして、得てしてクルマが汚くてぼったくる可能性が高いと言うのが、エンジ色と藍色のタクシーたち。彼らのクルマに乗ったときは要注意。この辺までは実践されている方も多いのではないでしょうか。
さらに、このエンジ色のタクシーのナンバーを見ると「X」が入っているタクシーがあります。
このXマークは、個人所有のタクシーを意味しています。つまり特定の会社に所属していない為、客に対するサービスの縛りも少ないということ。よって最も注意すべきタクシーということになります。
ナンバープレートの高騰で、一般の乗用車でも3万元(42万円)の費用がかかると言う中国で、このXナンバーは20万元(280万円)もの価値があると言われています。
また、借りた車では営業費用として会社に対して一日120元支払うところ、自分の車の場合は380元を組合に支払わなければならないとのこと。
そんな通常の7倍ものナンバー代、3倍の営業費用、そしてライセンス料45万元の支払い。
このような費用を取り返すためにも貪欲に金を稼がねばならず、ボッタクって金を稼ぐなど、トンデモないことをする確立が増えるわけです。
と、これからは車体の色だけでなく、ナンバーにも気をつけてみましょう。
ちなみにこのX番号、恐ろしいことに旅行者の多い浦東空港に行くと結構見かけるんですよね。浦東から市内までは約150元。これ以上のときは、ぼったくりの可能性大です。ご注意を。
※もちろんXナンバーにも良い方はいらっしゃいますが、経験・伝聞を含めてXナンバーには注意したほうが良さそうです。
(写真のクルマは本文と関係ありません・この運転手は良い方でクルマも綺麗でしたよ)
上海市内の客訪問で外出。昼食を超ドローカルなお店で。2人でおなか一杯食べて38元也。当然暖房ナシで店内でも息が白かったです。