成田空港の違う顔

上海へ帰ります。
スーツケースにはもって帰りたいモノを規定量ギリギリまで詰め込みました。本当に持って帰れるものは僅かです。
さて、出国を済ませて搭乗口に向かう途中に、警備員（警察？）2人が縦に並んで歩いていて、何となくおかしな雰囲気が漂っていました。
よく見れば、2人の間に黒いバッグを肩に下げたアジア人の男の姿が。
耳を澄ませば、その男からはかちゃかちゃという音がしています。
そして音は男の手元から発せられていました。
あれっ、と手元を良く見ると、紺色の布が巻きつけられています。
そうです、この男は外国人犯罪者で、手錠をかけられたまま本国に送還される途中だったようです。
今まで考えたことがなかったのですが、ここ成田空港からひっそりと送還される犯罪者は、毎日のように確実に存在しているのです。
何回も利用していて、希望と期待を持って海外へ向かう人が訪れる空港とばかり思っていた空港の新たな一面を見たような気がしました。

上海到着後、荷物の受け取りでダンボールが出てこなくてヒヤリとしましたが、無事ヨコによけておいてくれていました。
家に荷物を置き会社へ。
夜はIボスの駐在員送別会でした。