寧波日帰り出張（２）

寧海での工場訪問。
今回訪問したローカル工場も、工場に入るときは一瞬ひくほどのローカルっぷりで、レンガや石を積んでできた酒蔵のような薄汚れた工場でした。工場の入り口までは舗装されていないし、周囲は荒地みたいです。
工場内には簡素な旋盤がずらっと並んでいて、内職のように小さな部品をもくもくと作り続ける作業員の姿がありました。
日本ではNCに変わってしまい、あまり見慣れない人海戦術な光景なのですが、ムカシのの日本もこうだったんだろうなぁと知らないながらも想像。
そのほか、工場の外観とはウラハラに一部は中国製ながら新品の設備が何台か入っていたりして、侮れない感じです。
そんなこの会社は1年前と比較して社員が倍になり、自社ブランドの工具も発売して、全国各地の展示会に次々出品中という精力ぶり。周辺の土地も買って秋から新工場を建設とものすごい勢いで拡大を続けているそうです。
そんな発展に驚くとともに、中国でいまだ拡大し続けるビジネスチャンスに驚かずにはいられませんでした。こんな工場が全国にいったいいくつあることやら。

夏後半宣言をしてから、また暑くなったらどうしようと心配(?)していたものの、千元どおり秋の風が吹き、秋の雲が流れています。
夕立もなくなって、また過ごしやすく短い秋がやってきます。