上海蟹シーズン2005

上海蟹の季節がやってきました。中国では上海蟹とは言わずに大閘蟹と呼びます。
大閘蟹は旧暦で9月の雌、10月の雄という言葉があるように、出始めのこの時期は卵をたくさん持っているメスの方が美味しいようです。
上海蟹は調理すると真っ赤になりますが、生きているうちは黒っぽい色でしかもハサミから毛が出ているので、ひいき目にもおいしそうという感じではありません。
スーパーに行くと、大閘蟹の専用売り場が並びはじめます。多くが縛られた状態で蟹を泡を吹いています。エサも与えられないまま、縛られて数日間生きているんですから、その生命力はかなりのもの。
最近は養殖技術が発達しているのでかなり価格的にも求めやすくなりました。それでも本場、陽澄湖産のものはプレミアムがついているのでかなり高いです。店で食べると200～500元くらいします。ただ、この陽澄湖産も他で養殖して、ザブンと陽澄湖につけるだけのものもあるようなので、まぁあてにはなりません。ニセモノ防止の為、昨年証明指輪付の蟹が登場しましたが、今年スーパーではなんだか色々な指輪がくっついていました。さすがニセモノ王国。
さて、この季節になると日本でも「魅惑の上海ツアー、上海蟹を食べつくそう」なんてのが出始めているかもしれません。
ここで日本からはるばる来られる方へ「上海蟹は蟹味噌を食べるもので、身を食べるものではありません」と申し上げておきます。
あまり過度なご期待なさらぬよう。

スーツの上着を初着用。
国慶節明け初日から新規工場訪問で外出でした。稲穂が黄色く染まり始めていました。久々の晴れでも涼しいです。油断すると風邪ひきそう。皆様もお気をつけ下さい。