12345・・・無限大  一粒の砂

「一粒の砂」の、たわごと。
無責任結構・ 中途半端・ちゃらんぽらん・ 出たとこ勝負、で参りましょう!

兼高かおる

2007年09月08日 05時35分17秒 | Weblog

 

8月のある日、NHKラジオ深夜便で偶然お声を聞いた。
美人である、お声もすばらしい、対談するアナは上がりっぱなし、いつもの流暢な語り口はいずこやら、しどろもどろ。

“現存するフィルムが最新の技術で鮮やかに甦る!放送史に残る紀行番組の金字塔「兼高かおる世界の旅」がついにTBSチャンネルで放送を開始!どうぞお見逃しなく!”というのを見つけた。

放送予定  8月26日放送  第338回「首都の歩み」(1967年1月22日放送分) とあったが、26日(日)のTV欄を見ると“世界陸上“、放映予定は無い・・・地方では見れないのか?!

「兼高かおる世界の旅」は、世界各地の、その風俗文化歴史や地理物産などを紹介する、初の本格的海外取材番組としてスタート。

日曜の午前中は、この番組を見なければ1日がはじまらないとまで言われるほど視聴者に浸透していた。彼女自身の持つキャラクター、進行役・芥川隆行氏とのやりとりも絶妙で、個人名を冠した番組としては最も長い、31年もの長寿番組となった。

訪れた国の数は150カ国あまり、地球を180周した計算になる。サルバドール・ダリやケネディ大統領などの著名人から極北の村人や砂漠の民とまで語り合い、気球でのアルプス越えやジャングル踏破などの冒険にも挑戦。

民間人の海外渡航が自由にできなかった時代、「世界をお茶の間に運ぶのが私の仕事」と言う言葉通り、女性の目で見、女性の手で世界に触れてきた貴重な旅の数々が、この番組にたっぷりとつまっている

貌と独特の“~ですの”調の上品な「山の手言葉」の解説が作品の品位を高め、多くの視聴者を惹きつけ高視聴率を保ち続けた。
番組のテーマ曲は映画『八十日間世界一周』のテーマが使用されていて、番組の雰囲気を盛り上げていた。

 あの頃は、一台のTVを家族全員で見ていた。
子どもたちに話すと、よく記憶していると懐かしがっている。

何とかして、もう一度見たいものである。 

追記:
兼高 かおる(かねたか かおる、1928年2月28日神戸市生まれ- 本名:兼高ローズ)

• 1958年 スカンジナビア航空が主催した「世界早回り」に挑戦し、73時間9分35秒の新記録(当時)を樹立する。
• 1959年から1990年まで、兼高かおる世界の旅のナレーター、プロデューサー兼ディレクター。
• 1985年 兵庫県津名郡津名町の淡路ワールドパーク内に「兼高かおる旅の資料館」が開館し、名誉館長に就任

 • 1986年 横浜市山下公園にある横浜人形の家館長に就任 (~2006年5月30日 後任は石坂浩二)
• 1991年4月29日 紫綬褒章受章
• エコツーリズム推進協議会会長
• 兼高かおる旅の資料館名誉館長
• 日本旅行作家協会会長