「七変化」とは、紫陽花(アジサイ)をあらわす季語の一つである。
時の経過につれて、さまざまに色を変えることから、この名前がついたようである。
「 七変化 余生これより 八変化 」
これは、伊賀上野にお住まいの Oさんという女性の句である。
大病後に、復活を慶び、詠まれたと聞く。
多く人は、困難な関門を通過すると、心境変化が著しいようである。
見えないものが見えたり。
感じなかったことが感じられるようになったり、別人の如くなるようである。
困難な関門を経験しなで、別人になる方法はないのかと、紫陽花を見るたび思うのである。