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楤の芽の仏に似たる瀬のひかり 角川源義

2019年03月29日 | 俳句
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角川源義
楤の芽の仏に似たる瀬のひかり

山菜の王者と言われるものに楤の芽なるものがある。渓流へ下る斜面などに穴場がる。採取するには棘に注意しないと痛い目に遭う。見方によればば仏に似た姿なのかも知れぬ。岩魚や山女魚釣りの祭にはよく採取した。雪解けも済んだ渓流は豊かな恵みを供してくれる。瀬の脇でのキャンプには少し早いかも知れぬ。自宅に帰り唐揚げにして熱々を塩で食べれば絶品である。:山本健吉「鑑賞俳句歳時記」(1997年1月15日)所載。
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