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人待つや木の葉かた寄る風の道 山口素堂

2017年11月05日 | 俳句
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山口素堂
人待つや木の葉かた寄る風の道
風が吹いて木の葉がかた寄って靡いている。落葉だったら舞い上がっている事だろう。そんな中で人を待つと体感温度の何と寒いことか。青春時代に11時から13時まで吉祥寺の駅で人を待った事がある。小春日とは言えそれは寒っかた。その待ち人の顔を見た時の達成感は今も心に刻まれている。そう人を待つ身に時間は長いものである。:『名俳句一〇〇〇』彩図社(2002年2月1日版)所載。

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