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はつなつを先取る百花野の小径:藤森荘吉

2021年05月25日 | 俳句
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はつなつを先取る百花野の小径:藤森荘吉
薫風が心地良い季節。野の小径には花々が咲き満ちている。さあこれからが夏の本番である。桜は葉桜となり季節は確実に移ろってゆく。こんな季節を家籠もりとはもったいない。少し足を伸ばせば思わぬ風景に巡り会える。勝手知ったる馴染みの場所も風の香に揺れる花々もその様相を刻々と変えている。故人曰く季節も又時の旅人なり。:朝日新聞「朝日俳壇」2021年5月23日所載
(初夏の旅の鞄に時刻表:やの字)
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