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少年のうぶ毛輝く聖五月:山内遊糸
透明な風が吹き渡り少年のうぶ毛が輝いて見える。五月はキリスト教では聖なる月とされ一般に聖五月と言われる様になった。俳句の季語としても定着したがこちらは心地良い季節感が滲む言葉ではある。まだ汚れ無き少年は産毛を輝かせながら躍動してゆく。自分にも汚れ無き時間があったのか記憶に定かでない。:角川書店「合本・俳句歳時記」2019年3月28日所載
(風上の少年光れる聖五月:やの字)
<いらっしゃいませー俳句喫茶店・つぶやく堂ーどうぞお入りください>
少年のうぶ毛輝く聖五月:山内遊糸
透明な風が吹き渡り少年のうぶ毛が輝いて見える。五月はキリスト教では聖なる月とされ一般に聖五月と言われる様になった。俳句の季語としても定着したがこちらは心地良い季節感が滲む言葉ではある。まだ汚れ無き少年は産毛を輝かせながら躍動してゆく。自分にも汚れ無き時間があったのか記憶に定かでない。:角川書店「合本・俳句歳時記」2019年3月28日所載
(風上の少年光れる聖五月:やの字)
<いらっしゃいませー俳句喫茶店・つぶやく堂ーどうぞお入りください>