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山一つ越ゆるかざおと竹の秋:川村ひろみ

2021年05月21日 | 俳句
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山一つ越ゆるかざおと竹の秋:川村ひろみ
山一つ越えて来た風の音が辺りを騒がせている。折しも竹の葉が散りしきっている。雄大な自然の営みに耳目を傾ければこの国の巡る季節の営みが五感を楽しませる。昨今移動のままならぬ状況下なれど季節と言う旅人の方から訪れてくれるのが嬉しい。巡り来る季節もまた時の旅人なり。:朝日新聞「朝日俳壇」2021年5月16日所載
(ふはふはと八十路の旅路竹の秋:やの字)
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