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台風18号は本州めがけて北東進!台風の周辺の雨雲はどんな性質?

2014-10-06 01:28:27 | 日記
➀10月5日21時の天気図 気象庁HPより引用


②10月5日21時の日本付近レーダーアメダス合成図(気象庁HPより引用・加工)


台風18号は、5日には、奄美大島の東海上から九州南東海上へと北上し、進路を北から北東へと変え、移動速度も次第に早くなってきております。このまま進みますと、6日午前中には、東海地方から関東地方へ上陸する公算が強まってきました。


今回は、この台風18号と周辺に分布する雨雲の成因を紹介してみました。

まず、引用図①②を比較してご覧いただき、引用図②のA、B、C、D に注目です!

Aは・・・・・台風本体の雨雲

Bは・・・・・台風の外縁部を流れてきた暖湿流に伴う雨雲

Cは・・・・・前線に伴う雨雲

Dは・・・・・偏西風帯の谷の進行方向前側に分布する上空3000㍍付近の上昇流域に伴う雨雲

ということになります。

その中で

AやBは、CやDの活動を活発化させる作用をさせるもの。AやBが、Cを活発化させることは、あり触れたこととなっておりますが、Dの活動を、AやBが活発化させることは、あまり認知されてないように感じますが、実は、AやB(台風本体や台風の外縁部を流れてきた暖湿流)というもの、中層(上空3000㍍から4000㍍)までおよぶものですのですから、これらが、上空3000㍍付近の上昇流域と絡めば、当該上空3000㍍付近の上昇流域をより活発化させることはうなずけるというものです。

山梨県内では、前記AやB(台風本体や台風の外縁部を流れてくる暖湿流に伴う雨雲)が山間部中心に記録的大雨をもたらすことが多く。この山間部の大雨のため、土砂災害や盆地地域での河川の増水氾濫など発生することがあります。
今回の台風18号接近に際しては、この点、充分に認識して、早めの対応をしてください!!