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台風接近時 こんな所でも雨雲強まる 

2013-10-24 22:47:01 | インポート

①10月24日12時の天気図 気象庁HPより引用

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②10月24日12時の日本付近雲画像図(水蒸気画像で拡大版) 気象庁HPより引用・加工

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③10月24日12時の全国ウインドプロファイラー風向風速分布図 気象庁HPより引用

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台風27号と台風28号が北上中です。

引用図①と引用図②とを見比べていただきましょう。

引用図②より、画像内に、台風27号、28号の位置の位置と、大陸にある寒冷渦と、A・・・地上天気図上の前線を図示しました。もうひとつ、Bに注目です!一見、AとBとは判別つきにくいですが、Bは、大陸の寒冷渦の前側のある上空の谷に伴うもので、引用図③より、このBに向かって、上空2000m以下ではおおむね南東風と、南西風とがぶつかり合っています。暖湿流同士がぶつかり合っているわけですね。

当然、暖湿流同士収束して発達した雨雲を形成します。このBは、上空谷の移動とともに、東進する予想ですね。今後は、台風本体や台風周辺からの暖湿流の大雨のみならず、B周辺での大雨にも警戒する必要ありかと思われますね。

台風接近時、前線が進行方向にあると、当該前線周辺で、得てして大雨となるものですが、さらに、上空の谷が台風の進行方向へ進んでくる場合、前記のように、台風や前線から離れた地域でも、当該上空谷に伴う上空3000m付近の上昇流域に対応して、台風周辺からの暖湿流の補給を受けて、雨雲が発達して大雨となります。この点は、防災上、看過できないものですよね。